[メイン] GM : じゃあダイスふれ

[メイン] 仮ンカー : 1d100 (1D100) > 100

[メイン] 仮フォルニア : 1d100 (1D100) > 18

[メイン] 仮・ルゥ : 1d100 (1D100) > 1

[メイン] ユーカリ : 1d100 (1D100) > 55

[メイン] 蟹我狩 : 1d100 (1D100) > 20

[メイン] 仮を編む : 1d100 (1D100) > 25

[メイン] ユーカリ : ええ…

[メイン] ダイスバトラー : 1d100 (1D100) > 44

[メイン] 蟹我狩 : えぇ…

[メイン] GM : 18以下は次回を待ってくれ(^^)

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 求めるものは、常に遠く。

[メイン] GM : 手にあるものには、気付けない。

[メイン] GM : 誰もが揺籃の中にいる自覚はなく。

[メイン] GM : ただ、自らの不幸を嘆く。

[メイン] GM : 人類は、何も学ばない。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ダブルクロス 3rd Edition 『Dual Fake』

[メイン] GM :

[メイン] GM : ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

[メイン] GM :

[メイン] GM : OP 「昼下がりの仕事」 登場:UGN勢

[メイン] チノ : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+8[8] > 40

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率 : 32 → 40

[メイン] レヴィ : 36+1d10 (36+1D10) > 36+4[4] > 40

[メイン] ウィンディング : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] 宇佐見蓮子 : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+2[2] > 34

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 36 → 41

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 36 → 40

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 32 → 34

[メイン] GM :  

[メイン] GM : UGN関東支部応接間。過剰な潔癖さを感じさせる白を基調とした部屋で待たされている一同。
簡単な茶菓子と飲み物だけが準備されている。
今回も、機密保持のため、仕事の仔細はまだ伏せられている。

[メイン] GM : いずれ、連絡員が現れるだろう。それまで待つといい。

[メイン] GM :  

[メイン] ウィンディング : 「はい、では改めて今回はよろしくお願いしますねぇ。皆さん」

[メイン] レヴィ : 「〜♪」
機嫌良さそうに座り、茶菓子を手に

[メイン] チノ : 「はい、よろしくお願いします」

[メイン] レヴィ : 「どーもっ!」
手を上げて

[メイン] ウィンディング : にこにこと笑いながら金髪の男は湯呑を並べていく。

[メイン] チノ : リラックスした雰囲気を醸し出しながら、応接室のソファに腰かける少女

[メイン] ウィンディング : 「ああ、緑茶以外にも紅茶やコーヒーなどもありますが……いかがされます?」

[メイン] レヴィ : 「じゃあコーヒー貰ってもいい?」
もう一度手をあげる

[メイン] チノ : レヴィの声に反応し、手を控えめにあげ振る

[メイン] チノ : 「あ、それでは私は……ミルクコーヒーがいいですけど、少し贅沢でしょうかね」

[メイン] ウィンディング : 「いいえいいえ、問題ありませんよ」

[メイン] レヴィ : 「お砂糖とかは自分で入れるよっ」
並べてあるトッピングを手に取って

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……あ、もう揃ってたの?」
応接間の扉をノックも無しに開く。

[メイン] ウィンディング : 「おや、いらっしゃいませ。お飲み物いかがいたします?」

[メイン] レヴィ : 「お、どーもー」
そっちを見て

[メイン] チノ : 「すみません、ではそれで…… あ、どうもよろしくお願いします」
蓮子の方を向き

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「待たせてたならごめんなさいね」

[メイン] チノ : 「いえいえ、こういう時間も私、好きですので」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「喉が渇いてるから、何でもいいけど。私はコーヒーが好きだわ」

[メイン] レヴィ : 「大丈夫、こっちも待ってるところだから!」

[メイン] ウィンディング : 「ふふ、珈琲派が3名と。わかりました」

[メイン] チノ : 「………ふふ」
みんなコーヒー。自店のこともあり、少し嬉しくなる。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「へ~……なんだか仲良くやれそうでよかったわ」

[メイン] レヴィ : 「頭がスッキリするからね、苦いのはあんまりだけど」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「発明の父は伊達じゃないわ~」

[メイン] チノ : 「ふふ、確か……レヴィさんでしたか、そうですね、コーヒーには覚醒作用、集中力増加の効果がありますので」

[メイン] チノ : 「仕事前にはオススメですね」

[メイン] ウィンディング : 湯呑を全てカップに取り換え、こぽこぽと沸かしたそれを注いでいく。
ここまで来たら、僕もこうした方が早い。

[メイン] レヴィ : 「ん、キミはチノちゃんだったっけ?」
事前の話を思い返しつつ

[メイン] チノ : はい、と短く返事をし、レヴィに会釈する。

[メイン] レヴィ : 「詳しいね!ボクは友人に聞いて飲んでたからさ〜」

[メイン] チノ : 「ふふ」
とても元気な方です、こちらまで元気になってきます。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あ、自己紹介終わってたの……私は宇佐見蓮子。よろしくね」

[メイン] チノ : 「あ、いえ、資料の方を拝見させていただきました、宇佐見さんですね、よろしくお願いします」

[メイン] レヴィ : 「成る程キミが蓮子さんか」
手を振って

[メイン] ウィンディング : 「よろしくお願いします。僕は“ウィンディング”。ウィンちゃん、ディンちゃん、くねくねちゃん。お好きにお呼びくださいませ」

[メイン] レヴィ : 「成る程…じゃあ」

[メイン] チノ : 「……ふふ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 軽く手を振り返しつつ。
「4つ名前があるの。4倍覚えやすくて素敵ね」

[メイン] レヴィ : 「ウェンウェンね!」
納得いったような顔

[メイン] レヴィ : 「響きがいい」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「5つ目が生えた」

[メイン] チノ : 「ぷっ……いいですねそれ」

[メイン] ウィンディング : 「!?」

[メイン] ウィンディング : 「それは……新しいパターンだな……」

[メイン] チノ : 「よろしくお願いしますねウェンウェンさん」
冗談めいた口調でウィンディングの方を向き

[メイン] ウィンディング : こほん、と咳込みして。
まあ、愛称を考えてくれるのは良い事には違いはない。

[メイン] レヴィ : 「わかりやすい方がいいんだぜ」
ほんのりドヤ顔気味に

[メイン] ウィンディング : 「……ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いしますね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、私はくねくねちゃんって呼ぶから。いいセンスしてるわ」

[メイン] チノ : 「ふふ、そうですね、覚えやすいので助かりました」
頬を緩ませながらレヴィの方に

[メイン] ウィンディング : 「あはは、どうも」

[メイン] チノ : 「私はチノです、皆さん、改めて本日はよろしくお願いします」
深々と頭を下げる

[メイン] レヴィ : 「あ、ボクはレヴィ、レヴィ・ラッセル!」
「ザ・スラッシャーって名前もあるけど今はそっちだから!」
手をあげる

[メイン] ウィンディング : 「ええ、ええ。よろしくお願いします」

[メイン] チノ : 「はい、剣技がお得意のようで、今回は頼りにさせていただきますね」

[メイン] レヴィ : 「チノね、改めてよろしく!」

[メイン] チノ : 「はい」
首を少しだけ傾け、笑みを見せる

[メイン] レヴィ : 「へっへん、その時はね!」
自信満々に構えて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なるほど、なるほどね……大体覚えたわ」
大体だけどね。

[メイン] チノ : 両手を合わせ、レヴィの方を興味深そうな顔で向く

[メイン] ウィンディング : 「……はい、コーヒー淹れ終わりましたよ。どうぞ」

[メイン] チノ : ウィンディングの方を向き

[メイン] レヴィ : 「ありがとウェンウェン!」
それを受け取り、砂糖を開く

[メイン] チノ : 「ありがとうございます」
会釈し、ミルクコーヒーを受け取る

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ありがとね~」
さっと受け取る

[メイン] レヴィ : ちょっぴり多めに砂糖を入れて溶かして、そのまま口をつける

[メイン] レインコール : ほどなくして、応接間の扉が開き……ヘッドフォンをつけた白髪の男が「やぁやぁ」などといいながら入室してきた。

[メイン] ウィンディング : 「おや、どうも」

[メイン] レヴィ : 「あ、どーもー!」

[メイン] チノ : レインコールに軽くお辞儀をする

[メイン] ウィンディング : 多少なりとも見知ったその男に会釈をして、席へと座る。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「どうも」

[メイン] チノ : ミルクコーヒーの入ったカップをテーブルへ置き

[メイン] チノ : 「どうも」
みんなに合わせ

[メイン] レインコール : 「集まってるようだね、じゃあ仕事の話をしようか」
白髪の男……UGN連絡員レインコールはへらへらと笑ってから、ホワイトボードの前に座り。

[メイン] レインコール : 「おお、ミルクコーヒーか、ありがとう」

[メイン] レヴィ : 「はーい」
椅子を座って

[メイン] レインコール : いうなり砂糖をドバドバと表面張力ギリギリまで叩き込んで、ゆっくりと攪拌してから、満足そうに嚥下した。

[メイン] ウィンディング : いえいえ、と笑い自分の分の珈琲に口を付ける。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 椅子に座りつつ、コーヒーを啜ってそれを眺める。
思ってたより苦い。まあいいけど。

[メイン] レヴィ : 「すごい量」
自分のコーヒーと見返して

[メイン] レインコール : 「うまい、いやー、コーヒー自分でいれなくてもいいのは助かるね。それじゃあ、資料を配るね」

[メイン] チノ : 大量に入れられる砂糖に目を少し見開かせながらも

[メイン] レインコール : そういって、ファイルをまわしてから、改めて仕事の話を始める。

[メイン] 宇佐見蓮子 : (脳を興奮させつつエネルギー確保……効率的ね)

[メイン] チノ : 「あ、はい、よろしくお願いします」
資料を受け取り、目を通す

[メイン] レヴィ : 「はーい!」
資料を持って

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ズズッ」
資料を片手で眺める。もう片手はカップを握ったまま。

[メイン] レインコール : 「実は施設からチルドレンが一人脱走した。捕まえてきてほしい。脱走したチルドレンのコードネームは『フォックステイル』、簡単なプロフィールは手元にある通りだ」

[メイン] チノ : 眉を顰め、レインコールの話を聞く

[メイン] ウィンディング : 「……ふむ」

[メイン] レヴィ : 「脱走?」
資料に目を向けて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「狐……尾……九尾か何かかしら……」
半分一人言で。

[メイン] レインコール : 「能力によるものだね。年齢14歳。男子。シンドロームはサラマンダー/キュマイラ。基礎的な社会科訓練は既に受けていて、日常には十分溶け込めるチルドレンだ。UGNの訓練施設には10年入っている」

[メイン] チノ : 蓮子の独り言を小耳に挟みながらも

[メイン] ウィンディング : 「10年。ということは、生まれは一般家庭ですか?」

[メイン] チノ : 「……ふむふむ」

[メイン] レインコール : 「そういうこと。元は市井のオーヴァードだったが、覚醒自体は生まれながらだからね。チルドレンの訓練課程に入る事になって、それからずっとUGN暮らしだよ」

[メイン] レヴィ : 「ふんふん、その二つだと狐火ってやつかな」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「へ~」

[メイン] ウィンディング : 成程。数度頷く。

[メイン] レヴィ : 「成る程〜…」
尤もRBの自分には馴染みないので、いまいち身の無い声色

[メイン] レインコール : 「脱走の目的などは不明だ。とっつかまえてその辺りも事情聴取をしたい」

[メイン] ウィンディング : 「了解しました……一応、確認致しますが」

[メイン] レインコール : 「なにかな?」

[メイン] ウィンディング : 「ジャーム化の傾向などはありました?」

[メイン] レインコール : 「ない」

[メイン] レインコール : 「侵蝕率は30%前後で安定している」

[メイン] チノ : ふむ、とウィンディングとレインコールの話を聞き

[メイン] ウィンディング : 「………ふぅむ」

[メイン] レヴィ : 「不明か」
となるとボクにゃ推理難しいな、なんて思いつつ

[メイン] レヴィ : 「安定してるねえ…」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「じゃあ、脱走の兆候はなかったの? 普段の素行とかさ」

[メイン] レインコール : 「ない、だから、もしかしたら事件性があるかもしれない」

[メイン] レインコール : 「衝動的なものである可能性もある。何せ14歳だしね」

[メイン] レインコール : 肩を竦める。

[メイン] レヴィ : 「成る程、外部犯は充分あり得るしね」

[メイン] チノ : 「それに……キュマイラとサラマンダのクロスブリードですと、脱出方法はとても荒々しいものになりますね、痕跡を残してでも脱出したい強い目的があったのでしょう」

[メイン] ウィンディング : 「あはは……」
苦く笑う(笑えないが)。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「自分の意思、外部からの干渉どちらにしても裏があり得るってことね……」

[メイン] レヴィ : 「まあ…捕まえない事にはわからなさそうだ」

[メイン] レインコール : 「実際、彼の個室は漫画みたいに壁がぶち破られていたよ」

[メイン] ウィンディング : 「ワオ」

[メイン] チノ : 「ふむ……とても衝動的ですね」

[メイン] レヴィ : 「ド派手」

[メイン] ウィンディング : 「………そこまでに“荒っぽい”なら、猶更調べないといけません」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「やるものね……」

[メイン] レヴィ : 「…だねえ」
初めて笑みが落ちて

[メイン] ウィンディング : 「UGNを知った上で、その上で……ですからね」

[メイン] レインコール : 「まぁ訓練施設も優しい所だったから簡単に脱走されてしまった。チルドレンにも色々いるけど、彼は常識という部分ではチルドレンの中ではかなりマシなほうだからね」

[メイン] チノ : 「そうですね……リスクは理解しているはずです」

[メイン] ウィンディング : 「なのに、か」

[メイン] レヴィ : 「尚更面倒そうな案件かもね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあ、反抗期の少年の行動に合理的な価値観を当てはめられるとも限らないけれども……ね」

[メイン] ウィンディング : これまた、苦く笑って(やっぱり笑えないが)。

[メイン] レインコール : 「そういうチルドレンは、調整が必要なチルドレンみたいな厳重管理はされない。全寮制の学校みたいな訓練所で過ごす。彼のいたところもそういうところだ」

[メイン] チノ : 「………反抗期、思春期……ふぅむ……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「へ~!(知らなかった)」

[メイン] レヴィ : 「その形式ならまあ、記録はあるかなあ」

[メイン] レヴィ : 「聞き込みとかできたらいいけど」

[メイン] レインコール : 「まぁとはいえ彼も潔癖じゃない、前科はいくつかあるね。えーと、風呂場覗き、掃除さぼり、つまみ食い……」

[メイン] レインコール : 「……まぁ普通のチルドレンだね、ほんと」

[メイン] ウィンディング : 「……なるほどぉ」

[メイン] レヴィ : 「あはは、そうだね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なーるほどね」

[メイン] チノ : 「なるほど……」

[メイン] チノ : 「そういうお方でしたか……ああいえ、決め打ちするつもりはありませんが……」

[メイン] ウィンディング : 「だからこそ、理由がわからないと」

[メイン] レヴィ : 「うへー…まあ、今は悪く考えすぎたかも無いや」

[メイン] レインコール : 「そういうこと。しょうもない理由ならいいんだけどね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、この辺りは机囲んで話してても分かるところじゃないわね」

[メイン] レヴィ : 「だね」
コーヒーを飲み切って

[メイン] チノ : 「……訓練が嫌になって抜け出した、ということであってほしいですね」

[メイン] レインコール : 「ただ、外部からの唆しや誘拐だとしたら大変だ。確実に助けなければいけない」

[メイン] チノ : 「………はい」
外部からの唆しや誘拐、という言葉に反応し

[メイン] レヴィ : 「変なとこ関わってたら、ね」
たまに刃を交える姿を思い返しつつ

[メイン] ウィンディング : 「ええ、無論です」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そうね~」
想定自体はあるに越したことはない。

[メイン] ウィンディング : 「その為にも、素早く、手早く。我々にお任せくださいませ」

[メイン] レインコール : 「概略はそんなところだ。何か質問はあるかな?」

[メイン] ウィンディング : 「いえいえ、僕はこれ以上は大丈夫ですよ」

[メイン] チノ : 「はい、私も大丈夫です」

[メイン] レヴィ : 「ボクも大丈夫、任せておくれ!」
手を上げて見せて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私もフィールドワーク派でね」

[メイン] チノ : 「……ふふ、そうですね、私達は現場主義ですから」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「話が分かるっ」

[メイン] レヴィ : 「そりゃ何より、頼れそうだなあ」
調べ物苦手だし

[メイン] ウィンディング : 「後は実地で、ですね」

[メイン] レインコール : 「じゃ、後は任せたよ。俺はこれで。何かあったら連絡してね」

[メイン] レヴィ : はーい、と手を振って

[メイン] レインコール : そういって、レインコールはひらひらと手を振って、資料を片付けてから退室していった。

[メイン] チノ : ウィンディング、レヴィ、蓮子の顔をそれぞれ見合わせて

[メイン] レヴィ : ん、とそっちを向く

[メイン] チノ : 「では、私達も早速向かいましょうか」
空になったカップを置き、席を立ちあがる

[メイン] レヴィ : 「はいさいっ!頑張ろっか!」

[メイン] ウィンディング : 「ええ。向かいましょう」

[メイン] レヴィ : ギターケースのような長いバッグを背負い

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ええ」
カップ誰が片付けるんでしょうねこれ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 私からは言い出さないけど…面倒だし…

[メイン] ウィンディング : カップを手に持って。

[メイン] レヴィ : るんるんと、気合を入れて

[メイン] ウィンディング : 「皆さんはお先に。僕は後片付けをしたらすぐ向かいますので、お気になさらず」

[メイン] レヴィ : 「あっ、ありがとね!」
それを見てから、手を振って出て行く

[メイン] チノ : 「あ、そうでした……それは申し訳がありません、私もお手伝い致します」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あら、どうも」
ちょっとだけ上機嫌になった声で。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 特に気にせずレヴィを追っていく。

[メイン] ウィンディング : 「いいえいいえ。大丈夫ですよ、任務の方が最優先です」

[メイン] チノ : 「そう、ですか……ではお言葉に甘えさせていただきます」

[メイン] チノ : お辞儀をし、蓮子の後についていく

[メイン] チノ : ぱたん、と閉じる扉

[メイン] ウィンディング : その背を見送って。

[メイン] ウィンディング : 「……さて」

[メイン] ウィンディング : いざとなったら、何かあったら。

[メイン] ウィンディング : 責を負うのは、僕だ。

[メイン] ウィンディング : “忘れるな”。

[メイン] ウィンディング : 自分に、そう“思い出させて”。

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] GM : OP 「夕焼けの仕事」 登場:アカネ

[メイン] アカネ : {侵蝕率}+1d10 登場/リザレクト

[メイン] アカネ : 🌈

[メイン] レヴィ : (文字が違うぜっ)

[メイン] アカネ : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+8[8] > 50

[メイン] system : [ アカネ ] 侵蝕率 : 42 → 50

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 夕刻。都内郊外。

[メイン] GM : 夕焼けに沈む公園に遊具はなく、ボール遊びも焚火もかけっこも犬の散歩も禁止の旨が看板に書かれている。人気はない。

[メイン] アカネ : 「……いっそ、やっていい事だけ書けばええのになぁ」

[メイン] ルーラーワンド : 「ガキは来るなってことだ」

[メイン] ルーラーワンド : そう呟くのは、ベンチに腰掛けた目つきの悪い眼鏡の男……FHエージェント『ルーラーワンド』。

[メイン] ルーラーワンド : 紫煙を燻らせ、どうでも良さそうに灰を地面に落とす。当然喫煙も禁止されているが、お構いなしだ。

[メイン] アカネ : 「あら、旦那」

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドからの仕事の依頼だった。内容は「ついてこい」だけ。

[メイン] ルーラーワンド : それ以上はまったく知らされていない。FHでは珍しくもない。

[メイン] ルーラーワンド : おそらく、何かの護送、もしくは襲撃といったところだろう。

[メイン] ルーラーワンド : しかもこの仕事はアカネを名指ししたわけではない。適当に仕事を振った結果、いくつかの仲介を介して、アカネに仕事が振られただけだ。

[メイン] アカネ : 「集合場所、もっとこう。 楽しい所じゃダメやったかなぁ」

[メイン] ルーラーワンド : 「どんなところならじゃあいいんだ?」

[メイン] アカネ : 「…………」

[メイン] アカネ : 「いや、詳しくはないんやけどね」

[メイン] ルーラーワンド : 溜息をついて、また紫煙を燻らせ。

[メイン] ルーラーワンド : 「代案もないのに文句だけ一丁前とは大した神経だ」

[メイン] ルーラーワンド : それだけ呟いた。

[メイン] アカネ : 「返す言葉もないなぁ……すんません」
バツが悪そうに頬を掻く

[メイン] ルーラーワンド : その様子にも、ルーラーワンドはいぶかしげに視線を向けて。

[メイン] ルーラーワンド : 「妙な奴だ」

[メイン] ルーラーワンド : そう、目を細める。

[メイン] アカネ : 「よおけ言われます」
苦笑い

[メイン] アカネ : ……自覚はあるが、毎回言われていると飽きも来る

[メイン] ルーラーワンド : 「言われなれるほどに言われて、それでも『そう』なのか」

[メイン] ルーラーワンド : 「なるほどな」

[メイン] アカネ : 「……あ、あはは、スパイとかじゃないから、安心してくださいね?」

[メイン] アカネ : 「間違われる事もありますから」
警戒は、まだしない

[メイン] ルーラーワンド : 「その言動で内通者がやれるなら、むしろ驚く。お前が内通者であることを願いたいくらいだ」

[メイン] ルーラーワンド : 「その方が興味深い」

[メイン] ルーラーワンド : 「……まぁ、今回の仕事では面倒かもしれんがな」

[メイン] ルーラーワンド : そう言って、公園の出入り口にルーラーワンドが視線を向けると。

[メイン] ルーラーワンド : 「時間だ」

[メイン] GM : そこには、息を切らした少年がいた。

[メイン] アカネ : 「……」

[メイン] GM : 肩で息をして、膝に手をついている少年。

[メイン] アカネ : 距離を把握し、少年の様子を伺う

[メイン] ルーラーワンド : その少年を見て、ルーラーワンドは溜息をついてから。

[メイン] ルーラーワンド : 「フォックステイルだな?」

[メイン] ルーラーワンド : そう、確認を取ると。

[メイン] アカネ : 疲労はしている、戦闘態勢では恐らくない

[メイン] フォックステイル : 「は、はい! そうです!」

[メイン] フォックステイル : 少年は、そう答えた。

[メイン] アカネ : 今聞こえたのは……コードネームか?

[メイン] フォックステイル : 「も、もう、間に合いませんか!?」

[メイン] ルーラーワンド : 「あと2分遅れたらそうなったな。ついてこい」

[メイン] アカネ : 「……あー、旦那?」

[メイン] ルーラーワンド : そのまま、歩きだす。視線も向けず。

[メイン] ルーラーワンド : 「なんだ?」

[メイン] ルーラーワンド : 声だけで返事する。

[メイン] アカネ : 「ここでお話しちゃあかんのなら、後でええんやけど…」

[メイン] ルーラーワンド : 「仕事の内容を復唱しろ」

[メイン] アカネ : 「……ついてこい」
溜息を吐くかのように

[メイン] ルーラーワンド : 「わかってるじゃねぇか」

[メイン] ルーラーワンド : それで話は終わりだと言わんがばかりにルーラーワンドは歩きだす。

[メイン] アカネ : トボトボと続いていく

[メイン] フォックステイル : 「あ、あの、待ってください!」

[メイン] ルーラーワンド : 当然ルーラーワンドは待たない。

[メイン] アカネ : 「ん?どったん少年」

[メイン] ルーラーワンド : 歩幅の違う足並みが三つ、並ぶだけだった。

[メイン] フォックステイル : 「い、いえ、その、ちょっと疲れてるから……!」

[メイン] ルーラーワンド : 「知るか」

[メイン] フォックステイル : 「……ですよねー」

[メイン] アカネ : 「……ドンマイ」

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] チノ : middle「初動調査、まずは"人"」 登場:何より自由っ!

[メイン] チノ : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+3[3] > 43

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率 : 40 → 43

[メイン] 宇佐見蓮子 : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+3[3] > 37

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 34 → 37

[メイン] レヴィ : 40+1d10 (40+1D10) > 40+4[4] > 44

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 40 → 44

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ : レヴィ、蓮子、チノは一先ず"現場"へ向かうことにした。

[メイン] チノ : そう、フォックステイルのいた訓練所である。

[メイン] チノ : 目的は単純、全員フォックステイルについて何も知らない。

[メイン] チノ : だからまずはその人となりを見る。

[メイン] チノ : それからその後の行動を推測する。

[メイン] チノ : 単純なことだ。

[メイン] チノ : 「レヴィさん、走ってはいけませんよ、いざという時に疲れて力が出ません」

[メイン] チノ : 先頭を走るレヴィ、それに続く蓮子、チノ。

[メイン] レヴィ : 「ん、まぁ急ぎってもそうか」
ほんの少し歩みを遅くして、歩幅を合わせる

[メイン] レヴィ : 「とはいえ、資料じゃなくて直に訓練所ってのも珍しいね」
いつもの定石とはまた違って珍しいという様子

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「少なくとも一番大きな足掛かりはここだからね」

[メイン] レヴィ : 「UGN関連組織とかだと、いつものメンバーなら先ずは過去の──って言うからさ~」

[メイン] チノ : 「ええ、その通りです」
蓮子に頷き

[メイン] レヴィ : 「なーるほど、まぁボクもそう思うよ!」

[メイン] レヴィ : 「いざ行って何もなくても資料は逃げないしね!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「うん。それに過去を知るにも、やっぱり知人を当たるべきだね」

[メイン] チノ : 「そういうことです、レヴィさんはとてもご理解が高くて、こちらとしても助かります」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「チルドレンである以上、有力な過去の資料はもうUGNの手元にあると考えるべきで……」

[メイン] レヴィ : 「んま~、ボクは情報収取得意な方じゃないからさ」
たははと笑いつつ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「その上で特に何も言われないなら資料には大事なことはない……」ブツブツ

[メイン] レヴィ : 「慣れてる人がいるらなそっち手伝って…と?」
蓮子のつぶやきを聞いて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……つまり、資料の情報よりも友人や知人と言った、人間的な視点からの情報がほしいわけで……」ブツブツ

[メイン] チノ : 「ふふ、それでも全力で、真っ直ぐ任務に当たるレヴィさんはとても素敵だと思います」

[メイン] レヴィ : 「うさみんだいじょーぶ?」

[メイン] チノ : 「……お、おお」
宇佐見の方を見て

[メイン] レヴィ : 「へへ、そう言ってくれて何より!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……はい?問題ないわ」

[メイン] チノ : 汗がたらりと

[メイン] レヴィ : 「よかったよかった、考え込んでたからさ」

[メイン] チノ : 「そ、それなら良かったです」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……何か話してた?聞いてなかったわ」

[メイン] レヴィ : 「ん、いや情報収取のことをさ~」

[メイン] チノ : なるほど、宇佐見さんはしっかり物事の本質まで、根元の部分までじっくり考えるお方……。

[メイン] レヴィ : 「ま、ボクからするとそういうの強そうな二人がいて助かるよっ!」

[メイン] チノ : ……その余り、自分の世界に入りがち、と……。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ああそう? まあそれなら別にいいか」

[メイン] チノ : 「いえいえ、私としましてもお二人の存在は心強いです」

[メイン] チノ : 「現場というのは何が待っているか分からないですからね」

[メイン] レヴィ : 「んと、人となりとか聞きに行くんだったよね?」
メモ帳を取り出して

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「人足は大いに越したことはない、ね」

[メイン] チノ : 「もしかしたらそこに落とし穴があったりするかもしれません、それこそ大けがしちゃうような」

[メイン] レヴィ : 「そうだね、オーヴァードが関わってる以上何があるか…だし」

[メイン] チノ : もちろん、人が見逃がしがちな落とし穴もある。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「落とし穴~?」

[メイン] チノ : 「……も、物の例えです」
少し耳元を赤くし

[メイン] レヴィ : 「嫌な見落としというか、想定外はいっぱいあるモン」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、落とし穴なんて気にしてても仕方ないかもよ?」

[メイン] チノ : 「……ええ、そうですね」

[メイン] レヴィ : 「ボクはそういうの見てから考えるしかないかんね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「足元見てたら前は見えない!目は二つ横並べにしかないものね!」

[メイン] レヴィ : 「へぇ…まぁそれもそうか」

[メイン] チノ : 「……ふふふ、面白いです」
蓮子の発言に頬が緩む

[メイン] レヴィ : 「ん~…」
意外な感じもする、慎重なスタンスだと思ってたけど…寧ろ大胆だ

[メイン] レヴィ : 「まぁいっか、ボクも改めて賛成!」

[メイン] チノ : そうして進み続け、徐々に訓練所が見えてくる。

[メイン] チノ : 「もうすぐですね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ああ、話は纏まった(あんまり聞いてなかったけど)みたいだし、丁度いいね」

[メイン] レヴィ : 「おっけー!」

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ : では先に能動調査しちゃいます。

[メイン] チノ : フォックステイルの人となり、過去について詳しく(友人、教官談)。

[メイン] GM :

[メイン] チノ : (5+0)dx+1>=8 <情報:噂話> (5DX10+1>=8) > 6[2,3,3,5,6]+1 > 7 > 失敗

[メイン] チノ : 財産P1つ使います

[メイン] system : [ チノ ] 財産P : 12 → 11

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 「フォックステイルの人となり、過去について詳しく」
フォックステイルはこれと言った特別な過去がある少年ではなく、良くも悪くも年相応の事に興味を持つ普通の少年だった。
普通におもちゃを欲しがり、普通に漫画を読み、普通に勉強が苦手で、普通にカレーやハンバーグが好きで、普通に恋をして、普通に失恋したりしていた。
不仲なチルドレンや教官がいなかったわけではないが、それも通常範囲のものでしかない。
聞けば聞くほどわかる事は……彼は『日常』を大事にしていたということだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 「あれかなー、もしかして課題が嫌で逃げたんじゃねぇか?」

[メイン] GM : 「あー、青山せんせーから出せって言われてた読書感想文、もう再提出三回目だもんなー」

[メイン] レヴィ : 「課題…そんなに難しいのかい?」
物珍しそうに

[メイン] チノ : 「ふむふむ…」
アナログにもメモ帳にその内容を書きながら

[メイン] チノ : 「……ふむ?」
レヴィの方を向いて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふぅん……」

[メイン] GM : 「むずかしいよー! 青山先生はだってあれだぜー!」

[メイン] レヴィ : 「ん、いや…逃げ出すほどって言うしさ」
既にメモ帳は持ってるだけだ

[メイン] GM : 「こーんなぶ厚い本読めって言ってくるんだもん! しんどいぜ!」

[メイン] レヴィ : 「うわあ分厚いね」

[メイン] GM : とはいえ、せいぜい文庫本サイズ。

[メイン] レヴィ : 「ボクだったらディアーチェに任せるかも…」
苦笑い

[メイン] チノ : 「わぁ……」
こ、これがチルドレンの教育ですか……。
冷や汗がたらり

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「こんなの数時間あれば読めない……?」

[メイン] チノ : 「!?」

[メイン] レヴィ : 「ほえ」

[メイン] GM : 「!!?」

[メイン] GM : 「……なにいってんだ、この女……!」

[メイン] レヴィ : 「うさみんはすごいね…」

[メイン] GM : みんな戦慄している。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「え、え、え? 私がおかしいの?」

[メイン] チノ : え、え。蓮子さんノイマンでしたっけ。あれ?
……エンジェルハイロゥとバロールのクロスブリード、でしたよね。
……地頭、なのでしょうか。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「手のひらサイズじゃないの……こんな本……」

[メイン] レヴィ : 尊敬混じりに見つつ

[メイン] チノ : 「……感服しました」
わざとらしく蓮子に頭を下げる

[メイン] レヴィ : 「…んま~…そうなると」

[メイン] レヴィ : 「一応脱走の理由には弱いかなぁ」
顎に手を当てて

[メイン] GM : 「こら、アナタ達! 自習はどうしたの!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……???」
まあいい。話を進める。

[メイン] GM : 「うわ、青山せんせーだ!!」

[メイン] GM : 「逃げろ!」

[メイン] チノ : 「そうですね…… おや」

[メイン] レヴィ : 「あらら、行っちゃった」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あら……」

[メイン] GM : 「待ちなさ……あ、ああ、すいません、御見苦しい所を……」

[メイン] チノ : レヴィの話を聞きつつも、視線はチルドレン達の背へ

[メイン] レヴィ : 「いいんだよ!」

[メイン] チノ : 「………ふふふ」
なんだか、可愛くて。

[メイン] GM : 青山先生は、良くも悪くもふつうのおばさんだった。

[メイン] レヴィ : 「えっと、青山さんだよね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「興味深い一幕ではあったわ」

[メイン] GM : 「は、はい、そうです、フォックステイル君の学科担任です……この度は、生徒が御迷惑をおかけしまして……」

[メイン] チノ : 「いえいえ、とても元気の良い子達でした」

[メイン] レヴィ : 「あわわ、そういう話じゃないから!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「話を聞きに来ただけなんだけどね……」

[メイン] レヴィ : 「ちょっと聞きたいことがね、いろいろあるしさ」

[メイン] チノ : レヴィ、蓮子の発言に頷き、視線を青山の方へ

[メイン] GM : 肩口で切りそろえた髪を揺らしながら、頭を下げる。見た目は中学校の先生と何も変わりはない。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「教官って言うくらいだからもっと厳ついのを想像してたわ」

[メイン] チノ : 「ええ、そうですね……ここは、とてもいい訓練校のようです」
辺りを見渡しながら

[メイン] レヴィ : 色々思うが、どうにも深い話にはたどり着かない気がする

[メイン] レヴィ : 「そうだね、良い空気だし」

[メイン] GM : 「ははは、まぁ、ここは……UGNの中でも精神的に落ち着いていて、価値観も突飛ではない子達を集めていますから……」

[メイン] レヴィ : 「ボクのイメージよりも過ごし易そうだよ」

[メイン] レヴィ : 「成程…そういうもんなのか」

[メイン] GM : 「ありがとうございます、そういって頂けると、仮初でも日常を必死に繕ってきた甲斐があります」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふぅん……」

[メイン] チノ : 「レヴィさんにはピッタリかもですね、ふふ」
冗談めいた口調で

[メイン] レヴィ : 「ボクは訓練終えてるもん!」

[メイン] レヴィ : 「っと、違った違った」

[メイン] GM : 「ここにいる子達には……出来る限り、普通の中学生の日常と同じものを感じて欲しいですから……」

[メイン] レヴィ : 「…成程、日常」

[メイン] チノ : 「………ふむ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それなのに一人、全部壊して逃げだしたのね~」

[メイン] レヴィ : 「じゃあさっきのも普通の中学生…みたいなもんなのかな?」

[メイン] チノ : 「……………そうですね」
蓮子に

[メイン] GM : 「はい、そうであってほしいと思っています」

[メイン] レヴィ : 「…成程」
中学生、ってのは…そういやボクの年齢も重なる時期だ

[メイン] GM : 「まぁ、贔屓目にみるなら……ごらんのとおり、どこにでもいる悪ガキに育ってくれていますよ」

[メイン] チノ : 「うーん、となるとやはり理由が分かりませんね……」

[メイン] GM : そう、青山先生は恥ずかしそうに笑った。

[メイン] レヴィ : 「悪戯の範疇じゃないしね」

[メイン] チノ : 「……ふふ、悪ガキ、ですか」

[メイン] GM : ここはあくまで、UGNの訓練施設。どこまでいっても紛い物の日常でしかない。

[メイン] レヴィ : 「あはは、成程…」
尤も、どこにでもいるソレに馴染みが無いんだけども

[メイン] GM : だが、それでも、出来る限り「本当の中学生の日常」に近づけようと努力している施設なのだ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「へえ~……」

[メイン] チノ : 「………どうですかね、蓮子さん」

[メイン] チノ : 「何か思いつくことなど……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「思いつくことね……」

[メイン] レヴィ : ちらりと宇佐美に視線を向ける

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあ、現状の情報だと……当然だけど自発的に逃げるのは考えづらい」

[メイン] チノ : 頷く、同意見の意だ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「だとすると、やっぱり外から何かあったと見るのが自然よね」

[メイン] チノ : 「………やはり、そうなってしまいますか……」

[メイン] GM : 「まさか、フォックステイル君が……!」

[メイン] レヴィ : 「…ふうむ」

[メイン] GM : 「誰かに攫われたんですか?!」

[メイン] GM : 青山先生が、顔を青くして、蓮子にすがりついてくる。

[メイン] レヴィ : 「いや、まだわかってないんだよ…」

[メイン] チノ : あわわわするチノ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「攫われた?」

[メイン] レヴィ : 「現状それを調べに来た感じだしね」
その様子を見つつ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それはおかしい言い方でしょ……」

[メイン] チノ : 「……ふむ?」

[メイン] チノ : 蓮子の方を向いて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「脱走の痕跡を見ていないの?どう見ても自発的に逃げ出したんでしょ」

[メイン] GM : 「はい、ですけれど、その後に誘拐にでもあったら……!」

[メイン] GM : 完全にこれは子供を心配する母親のそれだ。

[メイン] GM : 子供が逃げ出した、姿が見えない、その先で何か……!?

[メイン] GM : そういう思考だ。

[メイン] レヴィ : 「落ち着いて!まだ決まってないからさ!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「はあ……」

[メイン] GM : 「っ!! す、すいません……」

[メイン] チノ : 「だ、大丈夫ですよ、もしかしたら思春期、反抗期の類かもしれませんし」

[メイン] GM : 「……だと、いいんですが……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なんか、そうね……視野が狭い人なのは分かったわ」
あまりいい話は聞けそうにない

[メイン] レヴィ : 「ま、ボクらが調べて来るから大船に乗ったつもりでさ」

[メイン] チノ : 「……う、宇佐見さん」
肘でつっつく、青山先生には聞こえない声で

[メイン] GM : 「いえ、いいんですよ、我々はどうしても……学校の外にはあまり出ませんからね」

[メイン] GM : 教員が世間知らずというのはよく言われることだ、学校教師は激務である。生活はプライベートまで学校中心に染まってしまう。

[メイン] GM : この訓練所も、そうなっているというだけのことだ。

[メイン] レヴィ : 「…ん~む」

[メイン] GM : 「あとのことは……よろしくお願いします」

[メイン] 宇佐見蓮子 : とりあえずちょっとは黙る。空気を悪くしたいというわけではない。

[メイン] チノ : 「はい、もちろんです」
柔らかい笑みを見せる、安心させるように

[メイン] GM : そういって、先生は力になれなかったことが申し訳ないという顔で、廊下の向こうに消えていった。

[メイン] チノ : 「……?」
宇佐見の方を向いて

[メイン] チノ : また1人の世界に入っておられますね……?

[メイン] レヴィ : 「なんというか、良いところだとは思うんだけどもね…」
そう呟きつつ

[メイン] チノ : 「……ふむ?」
今度はレヴィの方を向いて

[メイン] レヴィ : 「ああいや、印象的にね?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあ……」
良くも悪くも凡人揃いね。と言おうとしてから飲み込み。
「……そうね」

[メイン] レヴィ : 「逃げだす理由はまぁまぁ出てこないし、やっぱ外部犯なのかなとも思うけど…」

[メイン] チノ : 「…………そうですね、ではレヴィさん、宇佐見さん」

[メイン] チノ : 「実際に"現場"へ向かってみましょう」

[メイン] レヴィ : 「お部屋ってこと?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 外と内には境界がある。それを破る機会……接触のチャンスが必要……。

[メイン] チノ : そう、フォックステイルの部屋へ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あ、うん」

[メイン] レヴィ : 「あの…ブチ抜かれた」

[メイン] チノ : レヴィに頷き

[メイン] レヴィ : 「おっけー」
そう言ってチノに追従する

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「行こう」

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ : 過去にこの訓練所と出身のチルドレンで事件があったか調べときたい!

[メイン] GM : 8

[メイン] レヴィ : 跳ねてくれよボクの社会

[メイン] レヴィ : 1dx+1>=8 (1DX10+1>=8) > 2[2]+1 > 3 > 失敗

[メイン] レヴィ : 再登場していい?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] レヴィ : 44+1d10 (44+1D10) > 44+5[5] > 49

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 44 → 49

[メイン] レヴィ : 1dx+1>=8 再チャレンジ (1DX10+1>=8) > 7[7]+1 > 8 > 成功

[メイン] レヴィ : よし!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 「過去にこの訓練所と出身のチルドレンで事件があったか」
特筆することはない。
ここ出身のチルドレンは現場に出ない仕事をする子も多いため、なおさらである。

[メイン] GM :  

[メイン] 宇佐見蓮子 : 部屋に何か怪しいものが無いか調べたい
知覚でいい?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 紡ぎの魔眼発動!
=======👀

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 37 → 38

[メイン] 宇佐見蓮子 : 7dx+4 知覚 (7DX10+4) > 10[1,2,3,6,9,9,10]+4[4]+4 > 18

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 事前に聞かされた情報通りのことしかない。

[メイン] GM : だが。

[メイン] GM : ……例の読書感想文の課題図書がない、持ち去られたのでなければ、当人が持ち歩いてることになる。

[メイン] GM :  

[メイン] 宇佐見蓮子 : 課題図書の内容って今知ってもいい?

[メイン] GM : かまわない

[メイン] 宇佐見蓮子 : どんな本なのかしら

[メイン] GM : 夢十夜

[メイン] GM : 夏目漱石作

[メイン] 宇佐見蓮子 : へえ!

[メイン] GM : 夏目漱石全集の中にある全十篇の短編集で、青山先生はこれのうちどれか一つ読むだけでいいといっていた。

[メイン] GM : それでも提出率は全然よくないそうだ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : ふぅん……

[メイン] 宇佐見蓮子 : ま、そんなものを持ち歩いてるってことは……

[メイン] 宇佐見蓮子 : 余程気に入ったんでもなければ、まだ日常を惜しんでいるのね

[メイン] 宇佐見蓮子 : 良い収穫だわ、これ以上の調査は今のとこナシよ

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] チノ : 「……なるほど」
2人の調査結果を聞き

[メイン] レヴィ : 「どーだい?」
調子を見計らいつつ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なかなか」
ちょっとだけ楽しそう

[メイン] レヴィ : 「お~…」
自分の方は特に目立った情報じゃないので、尊敬の混じった目線だ

[メイン] チノ : 「ふぅむ……」
しばらく考え込み

[メイン] レヴィ : 「日常投げたって感じがしないねぇ」
唸りつつ

[メイン] チノ : 「……そうですね」

[メイン] 宇佐見蓮子 :      面白い
「話は単純じゃないってことね」

[メイン] レヴィ : 「でもこの訓練所の内ではまずそういう事が無い筈だし」

[メイン] レヴィ : 「…うさみん、嬉しそうだねなんか」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そう?それなら嬉しいんでしょうね、私は」

[メイン] チノ : 「宇佐見さんは未知がお好きなのですね、なるほど」

[メイン] レヴィ : 「…」
不思議そうにしつつ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「自分が何を感じているかなんて、自分だけの視点からは分からない……」

[メイン] チノ : 「……ですが宇佐見さんのおっしゃる通り、今回の件は単純では無さそうです」

[メイン] チノ : 「厄介にも、仮想として置きました外部犯との接触の隙は見受けられませんでしたし……」

[メイン] レヴィ : 「だね、そうみたい」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そう、そう、そういうわけね」

[メイン] レヴィ : 「…ううむ、まぁ内部ではそうなる要因が無いしね」

[メイン] レヴィ : 「彼がそうしたがった、につながる程問題もなさそうだし」

[メイン] チノ : 「……はい……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、そういうとこの調査は、ね……」

[メイン] レヴィ : 「…ううむ、難しい」
頭をひねって

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「別のところでやってくれてる人がいるんじゃないかしら?」

[メイン] レヴィ : 「まぁそうだね、他も当たるしかないか」

[メイン] チノ : 「………なるほど」

[メイン] レヴィ : 「…ほむ」

[メイン] レヴィ : 「そうだね、ボクらは四人だもん」
今はいないウェンウェンを浮かべて

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「”くねくねちゃん”の視点、楽しみだわ」

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] ウィンディング : Middle「くねり、くねり」シーンプレイヤー:ウィンディング 登場:自由

[メイン] ウィンディング : 1d10

[メイン] ウィンディング : 1d10 ン~ (1D10) > 6

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 41 → 47

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : さて。彼女たちは向こうへと着いた頃だろうか。
電車に揺られながら、端末を開く。

[メイン] ウィンディング : 位置情報は、よし。無事に着いたようだ。

[メイン] ウィンディング : ゆっくりと揺れが止まる。
ぷしゅう、と空気の漏れる音が聞こえた。

[メイン] ウィンディング : 「……よし」

[メイン] ウィンディング : 「僕も行きますか」

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : 埃っぽいホームに降りて、階段を上り、改札を抜ける。

[メイン] ウィンディング : 外はまだ明るい。
“調査”をするには申し分ないだろう。

[メイン] ウィンディング : UGNは、治安維持の為に数多の“協力者”を有している。

[メイン] ウィンディング : ……巨大な組織の後ろ盾も無しに、痕跡を消せるはずもない。
ならば、彼らの“目”を借りればいい。

[メイン] ウィンディング : 「ごめんください、“支部”のものですが」

[メイン] ウィンディング : まずは、1つ目。

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : ・フォックステイルの目撃情報及び接触情報
これを情報UGNで

[メイン] GM : 8

[メイン] ウィンディング : 2dx+1>=8 (2DX10+1>=8) > 8[6,8]+1 > 9 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 「フォックステイルの目撃情報及び接触情報」
確実ではないが、フォックステイルの特徴に合致する容姿の少年が赤髪の女と眼鏡をかけた長髪の男と歩いている姿が目撃されている。
男のほうはこのご時世に歩きタバコをしているらしく、悪目立ちしているようだ。
……また、この歩きタバコの男は随分前のフォックステイルの社会科実習の際、外で会話したことがあるようだ。時間はせいぜい数分だったようだが。

[メイン] GM :  

[メイン] ウィンディング : 「……はい、情報提供ありがとうございます。それでは」

[メイン] ウィンディング : 8つ目。ようやく“情報”に出来た。

[メイン] ウィンディング : 確実ではないものの、有益な情報である事は確かだ。
この線を当たってみる価値は十分にあるだろう。

[メイン] ウィンディング : 曲がりくねっていても、真っ直ぐでなくても、最後に“答え”に辿り着ければそれでいいんだ。
焦るな、着実に行こう。

[メイン] ウィンディング : そう自分に言い聞かせて。

[メイン] ウィンディング : 端末を開き、“彼方”へと連絡を入れる。

[メイン] ウィンディング : 「……」

[メイン] ウィンディング : 「“彼”は今」

[メイン] ウィンディング : 「何を見ているんでしょうね?」

[メイン] ウィンディング : 回答者のいない問いは、秋の空へと消えていった。

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] アカネ :  

[メイン] アカネ : Middle「あなたのお名前は?」シーンプレイヤー:アカネ 登場:自由

[メイン] アカネ : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+2[2] > 52

[メイン] system : [ アカネ ] 侵蝕率 : 50 → 52

[メイン] アカネ : かくして、情報を集めるUGN陣営
仲睦まじくまさにチーム、初対面とは思えない

[メイン] アカネ : ……そんで、こっちはチームFH

[メイン] アカネ : ぶっきらぼうに歩く男が一人、疲れを隠せない少年が一人、状況を一切把握していないアカネが一人

[メイン] アカネ : いい加減、質問をするべきだろう

[メイン] アカネ : 「なあなあ、フォックス君」
軽く隣を歩く少年に声をかける

[メイン] フォックステイル : 「は、はい!」

[メイン] フォックステイル : 思わず、声が上ずる。

[メイン] アカネ : 「今回は依頼があってウチは来た、しっかし……」

[メイン] アカネ : 「状況がさっぱり分からん。誰を護衛するのか、当たりは付けてるけど、説明がないんよ」

[メイン] アカネ : 「フォックス君、知っとる事教えてえな」

[メイン] フォックステイル : 「え、いや……俺も……その……」

[メイン] フォックステイル : 「えーと……うーん……」

[メイン] フォックステイル : 腕を組む。

[メイン] フォックステイル : 「……説明が難しいですね」

[メイン] フォックステイル : 困った顔をする。

[メイン] アカネ : 「……あり?」

[メイン] フォックステイル : 「どこから説明すればいいかな……」

[メイン] フォックステイル : 「えーと、煙草さんのことはしってますよね?」

[メイン] フォックステイル : ルーラーワンドのことらしい、口ぶりから察するに、自己紹介すらされてないようだ。

[メイン] アカネ : 「全然、今回呼びつけられた人って事しか」

[メイン] フォックステイル : 「俺もだいたいそんなもんです」

[メイン] アカネ : 「対応かわらんなぁ……こんな人とどこであったん、自分……」

[メイン] フォックステイル : 「前に、社会科実習で外に出たんですよ」

[メイン] フォックステイル : 「あ、チルドレンはそうやってだんだん日常とか常識を得る訓練をするんですけど……その時にあの公園で……」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「お兄さん、おとしましたよ!」

[メイン] ルーラーワンド : 「あ?」

[メイン] ルーラーワンド : 人気のない、禁止事項ばかりの公園。

[メイン] ルーラーワンド : そこで煙草を吸っていたルーラーワンドは、吸殻を捨てて、そこから立ち去ろうとしていたのだが。

[メイン] フォックステイル : 「えと、くわえてたその、キャンディみたいなの!」

[メイン] ルーラーワンド : 「捨てたんだよそれは」

[メイン] フォックステイル : 「……え!?」

[メイン] フォックステイル : フォックステイルは信じられないという顔で。

[メイン] フォックステイル : 「キャンディ捨てたんですか……!?」

[メイン] フォックステイル : 「も、もったいない……贅沢……」

[メイン] フォックステイル : 「俺にはできない……」

[メイン] ルーラーワンド : 「……煙草しらねぇのか?」

[メイン] フォックステイル : 「タバコ?」

[メイン] ルーラーワンド : 目を細めたルーラーワンドは、試す様に手の内で火を作って見せ。

[メイン] フォックステイル : 「!!?!!!」

[メイン] フォックステイル : 「すすすすす、すいません、新任の先生か誰かですか!? い、いまのダメでした?! 間違ってました!?」

[メイン] フォックステイル : 「日常試験減点ですか!?」

[メイン] ルーラーワンド : 「やっぱりか」

[メイン] ルーラーワンド : 頭を振って、ルーラーワンドは溜息をついてから。

[メイン] ルーラーワンド : 「俺は違う」

[メイン] フォックステイル : 「え?!」

[メイン] ルーラーワンド : 「俺は……」

[メイン] ルーラーワンド : また、ルーラーワンドは少し、何かを考えてから。

[メイン] ルーラーワンド : 「FHエージェントだ」

[メイン] ルーラーワンド : そう、答えた。

[メイン] フォックステイル : しかし、フォックステイルは。

[メイン] フォックステイル : 「あ、そうなんですか……」

[メイン] フォックステイル : 反応したのはそれだけで。

[メイン] フォックステイル : 「じゃあ、その、お邪魔してすいませんでした……それでは」

[メイン] フォックステイル : そういって、踵を返そうとしたが。

[メイン] ルーラーワンド : 「おい、それだけでいいのか?」

[メイン] ルーラーワンド : その仕草に、ルーラーワンドはつい声をかけた。

[メイン] ルーラーワンド : UGNとFHが敵対していることは、互いの組織に所属しているなら自明のはずだ。

[メイン] ルーラーワンド : その上でこの反応というのは……ルーラーワンドからしても少し妙に思えた。

[メイン] フォックステイル : 「え? あ、いや……あー、まぁ、あとで先生に報告はしますけど……」

[メイン] ルーラーワンド : 「俺はその間ずっと此処に居る保証はないが」

[メイン] フォックステイル : 「? まぁ、そうですよね」

[メイン] ルーラーワンド : 「捕縛なりなんなりはしないのか?」

[メイン] フォックステイル : 「そういう訓練中じゃないので……」

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] ルーラーワンド : 思わず、ルーラーワンドは押し黙り。

[メイン] ルーラーワンド : 「なるほど」

[メイン] ルーラーワンド : そう、呟いた。

[メイン] フォックステイル : 「それにえと、お兄さんは……今」

[メイン] フォックステイル : 「『日常』の中にいますよね?」

[メイン] フォックステイル : 「なら……それは『俺達が守るモノ』だから……」

[メイン] フォックステイル : 「邪魔する権利はないかなって……それに……」

[メイン] フォックステイル : 気恥ずかしそうに笑って。

[メイン] フォックステイル : 「……俺、実戦赤点なんで……」

[メイン] フォックステイル : そう、呟いた。

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドは、軽く眼鏡を片手で掛けなおしてから。

[メイン] ルーラーワンド : 「名前は?」

[メイン] フォックステイル : 「? えと、フォックステイルです。コードネームでいいんですよね?」

[メイン] ルーラーワンド : 「違う」

[メイン] ルーラーワンド : 「俺は『名前』を聞いている」

[メイン] フォックステイル : 「……名前?」

[メイン] フォックステイル : 「いや、でも、今……」

[メイン] ルーラーワンド : 「ならいい」

[メイン] ルーラーワンド : そういって、ルーラーワンドは踵を返して。

[メイン] ルーラーワンド : 「月一回、今日と同じ日付の日の夕方に、俺はここにいる」

[メイン] ルーラーワンド : 「もし、お前が『名前』を知りたくなったら、此処に来い」

[メイン] ルーラーワンド : 「飽きるまでは毎月来る」

[メイン] ルーラーワンド : それだけいって、ルーラーワンドは歩きだし。

[メイン] フォックステイル : 「え?! い、いや、えと、『名前』って! コードネームのことじゃ……」

[メイン] フォックステイル : 「え? ええ? それにお兄さんの名前は!? え、ちょ」

[メイン] フォックステイル : 「……いっちゃった」

[メイン] フォックステイル : 落とされた、煙草の吸殻をみて、フォックステイルは小首を傾げ。

[メイン] フォックステイル : 「……そういえば」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「……タバコって、どんなキャンディなんだろ……?」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「……ってことがありまして」

[メイン] フォックステイル : と、あらましを説明した。

[メイン] アカネ : 「ん、なるほど」

[メイン] アカネ : 「今回は、フォックス君の名前の為の行進か」

[メイン] フォックステイル : 「はい……えと、色々、考えこんじゃって」

[メイン] フォックステイル : そういって、本を取り出す。夏目漱石全集。文庫版。

[メイン] アカネ : 「夏目漱石……で、この人がどしたん?」

[メイン] フォックステイル : 「その本に、夢十夜って話があって……ぶっちゃけ全然よくわからない話なんですよ」

[メイン] フォックステイル : 「それの読書感想文を書いてこいって先生に言われて、それで俺『ぜんぜんわかりませんでした』って提出したら怒られて」

[メイン] フォックステイル : 「次に『頑張ったけどわかりませんでした』って提出したら怒られて」

[メイン] フォックステイル : 「今度は『やっぱりわかんないです』って提出したら怒られちゃったんですよ」

[メイン] アカネ : 「あらまぁ……友達に聞いたりせんかったん?」

[メイン] フォックステイル : 「聞いたけど、みんなは『読んで思った事書けばいいだけじゃん』って……」

[メイン] アカネ : 「……ふむ?」

[メイン] フォックステイル : 「それで、先生にきいたんですよ」

[メイン] フォックステイル : 「そしたら、先生がこういったんです」

[メイン] フォックステイル : 「『何がどうして何でわからないのか、もう一度ちゃんと考えなさい』って」

[メイン] アカネ : 「……ちゃんと考えなさい、なぁ」

[メイン] フォックステイル : 「だから俺考えたんです。わかんないことをわかろうって。で、俺がわからないことを並べていったんですよ」

[メイン] アカネ : 「おっ偉いぞ少年、優等生」

[メイン] フォックステイル : 「えへへへ!」

[メイン] フォックステイル : 嬉しそう。

[メイン] フォックステイル : 「それで、改めてそのわからないことを眺めてみたんですけど」

[メイン] フォックステイル : 「全然やっぱりわかんなくて」

[メイン] フォックステイル : 「じゃあ、教えてもらうしかないなって思って友達にきいてまわったら、『わからないがわからないとかいわれてもなぁ……』って変な顔されるし」

[メイン] フォックステイル : 「先生にきいたら参考図書逆に増やされるし……」

[メイン] フォックステイル : げっそりした顔。

[メイン] アカネ : 「ん?他に何やれ言われたん?」

[メイン] フォックステイル : 「いや、そこで手詰まりだったんですけど」

[メイン] フォックステイル : 「そしたら、思い出したんです」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] ルーラーワンド : 「もし、お前が『名前』を知りたくなったら、此処に来い」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「って、タバコさんがいってたの!」

[メイン] フォックステイル : 「そう、『名前』もわかんないじゃんって! コードネームじゃ違うらしいし!」

[メイン] フォックステイル : 「じゃあこれがわかれば、わからないことが一つわかるようになるじゃないですか!」

[メイン] フォックステイル : 「それなら、それを知れば……『わからないことをわかる方法』を知るきっかけになるんじゃないかなって!!」

[メイン] アカネ : 「なるほど……確かにな!」

[メイン] アカネ : 「雁字搦めの紐も、一本一本解けば解ける、フォックス君は正しいと思うで!」

[メイン] アカネ : ……コードネーム、比較的マシな脳味噌
歪な日常への擁護理念、環境の情報

[メイン] アカネ : UGNチルドレン、それも良いとこの出
こんな坊主が脱走したら……

[メイン] アカネ : ……まあ、来るよな。追手

[メイン] フォックステイル : 「えへへへ……そういえば、アカネさんもFHの方なんですよね?」

[メイン] アカネ : 「ん…?あ、せやね」

[メイン] アカネ : 「FHチルドレン、まあ知識はあるわな?」

[メイン] アカネ : 「なんか聞きたい事とかある?頑張って答えるで〜」

[メイン] フォックステイル : 「いや、えーと」

[メイン] フォックステイル : 「アカネさんってジャームなんですか?」

[メイン] アカネ : 「……ううん、まだやで」

[メイン] フォックステイル : 「え?」

[メイン] フォックステイル : 「じゃあ、ええ?」

[メイン] フォックステイル : 「なんでFHいるんです?」

[メイン] フォックステイル : 小首をかしげる。

[メイン] フォックステイル : 心底不思議そうに。

[メイン] アカネ : 「うーん……説明すると長くなるから端折るとな」

[メイン] アカネ : 「ウチは少しだけ、UGNが嫌いなんよ」

[メイン] フォックステイル : 「え……?」

[メイン] フォックステイル : 不思議そうな顔。

[メイン] フォックステイル : 「……じゃあ、俺もです?」

[メイン] アカネ : 「ちゃうちゃう!組織が嫌いって事やね」

[メイン] フォックステイル : 「ええ……?」

[メイン] アカネ : 「仲良くなれそうな……ほら、フォックス君みたいなええ子なら、ウチは大歓迎やで〜」

[メイン] フォックステイル : 「ならよかった……! でも、組織が嫌い……?」

[メイン] フォックステイル : よくわかんないって顔。

[メイン] アカネ : 「……これ以上、わからん事増やすのも可哀想やし、話すか」

[メイン] アカネ : 「……UGNの規定、例えばジャームの判断基準。それが主に気に入らん部分やね」

[メイン] フォックステイル : 「……? え? なんでです?」

[メイン] アカネ : 「……ルールに疎いのもある、管理されるのが嫌なんもある」

[メイン] アカネ : 「……ただ、一つ、絶対に許せないとしたら」

[メイン] アカネ : 「ジャームの判断基準に存在する例外、それを認めていない事、これは……少しなぁ」

[メイン] アカネ : 「これがある限りは、ちょっと逃げ道には選べんのよ、これさえなければ、とも言えるんやけど」

[メイン] フォックステイル : 「……でもテロリストなんですよね?」

[メイン] アカネ : 「うん、そうやね」

[メイン] フォックステイル : 「……?」

[メイン] フォックステイル : 「じゃあ、『許せない』のはお互い様だから……」

[メイン] フォックステイル : 「一方的に嫌うのは何か……あれじゃないです?」

[メイン] アカネ : 「……?」

[メイン] アカネ : 「…………そうかなぁ、そうなんかなぁ?」

[メイン] フォックステイル : 「なんか、嫌いと嫌いがぶつかったら話し合えって先生いってましたし」

[メイン] フォックステイル : 「俺もそんなによくは……わかんないんですけど」

[メイン] アカネ : 「そっかぁ、ええ先生やなぁ」

[メイン] ルーラーワンド : 「おい」

[メイン] アカネ : 「はい?」

[メイン] ルーラーワンド : バスを指さす。

[メイン] ルーラーワンド : 「乗るぞ、さっさとしろ」

[メイン] フォックステイル : 「え!? あ、は、はい!! あのお金は!!?」

[メイン] アカネ : 「……あかん、端折るとか言っといて時間忘れた!」

[メイン] ルーラーワンド : 「知るか」

[メイン] アカネ : 「ウチが後で渡すけ、今は乗ろ! このままやと100%置いていかれる…!」

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] レヴィ : middle『漂う』登場:任意

[メイン] レヴィ : 49+1d10 (49+1D10) > 49+9[9] > 58

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 49 → 58

[メイン] チノ : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+9[9] > 52

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率 : 43 → 52

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ : 訓練所で待ち時間を潰していたら、ウェンウェンから次の情報が入った

[メイン] レヴィ : 彼の動向と目撃情報、彼は過去に出会った誰かの手引きで行動していることになる

[メイン] レヴィ : さもすれば、彼はどこかを目指す或いは目的がある筈だし…過去の話からしても何か目的が無ければそうしない…はず

[メイン] レヴィ : 「…ねぇチノちゃん、次に調べに行きたいとこなんだけどさ」
本を置いて

[メイン] チノ : 「? はい、なんでしょうか」
レヴィの方を向いて

[メイン] レヴィ : 「今回聞いたじゃん、件の子は過去に普通の過程に居たって」

[メイン] チノ : ウェンウェンから情報が届いた端末を片手に

[メイン] チノ : 「ええ、そうですね、珍しいケースではありますが……それがいかがしましたか?」

[メイン] レヴィ : 「そこを目指した…ってのは無いかもだけど、ボクとしては次にそこを潰したいかも、多分彼も忘れてない…と思うし」

[メイン] チノ : 「……それは、どうしてです?」

[メイン] チノ : 首を少し傾げる

[メイン] レヴィ : 「なんというか…ほら、彼理由は分かんないけど本持ってってるしさ…なんだろう」
手元にある課題を握り

[メイン] レヴィ : 「…一応、さっきから読んでたんだけど」

[メイン] チノ : 目線をレヴィの持つ本へ

[メイン] レヴィ : 「この夢十夜、これがきっかけかはまだ決めかねるけど」

[メイン] レヴィ : 「まずこれを持っててるってことはここにも何か要因がありそうでさ」

[メイン] チノ : 「……ふむ」

[メイン] レヴィ : 「んで…まぁ、引っかかった所で、さ」
ぺらりと開き

[メイン] チノ : レヴィの隣へ移動し、背伸び

[メイン] チノ : 本を覗く

[メイン] レヴィ : 「第七夜、だったっけ、今回の話で思ってさ」
ページを共有する

[メイン] レヴィ : 「何処に行くかわからない船に不満を覚えて降りるけど、結局それに降りてから後悔する…って感じでさ」

[メイン] チノ : 「…………なるほど」

[メイン] レヴィ : 「彼にとってはUGNでいる内の先は分かんないけど、他になら確かなものがあるじゃん」

[メイン] レヴィ : 「それこそ、家は彼にとって生まれて四年位は過ごしてたわけだし」

[メイン] レヴィ : 「縋るのか…なんというかはまだ判断しかねるけど」

[メイン] チノ : 「………"日常"、ですか」
合点がいったような顔をし

[メイン] レヴィ : 「UGNから離れて自分からどこかに行くとして、彼に取れる選択肢としては…まぁアリだしね」

[メイン] レヴィ : 「なので…まぁ」

[メイン] チノ : 一般的な中学校を模したこの訓練校の周りを見渡し

[メイン] レヴィ : 「見に行かない?」
そう言ってにっと笑う

[メイン] チノ : 「……………一理ありますね」

[メイン] チノ : 「ええ、賛成です」

[メイン] レヴィ : 「ようし、じゃあ行こうか!」
ぱっと立ち上がる

[メイン] チノ : 「ここは日常溢れた場所」

[メイン] レヴィ : 「…うん、とっても良いところだね」

[メイン] チノ : 「ですが……より温かみのある日常へ逃げ出したくなってしまったのかもしれません……」

[メイン] チノ : 「……ホームシック、です」

[メイン] レヴィ : 「…ホームシック、か」

[メイン] レヴィ : 「気持ちはわかるかもな、うん」

[メイン] チノ : ほう、とレヴィの方へ

[メイン] レヴィ : 「ここは楽しそうだけど、ボクも恋しくなるかもだし」

[メイン] チノ : 「レヴィさんは確か……」

[メイン] チノ : 「レネゲイドビーイング」

[メイン] レヴィ : 「その通り、元になる人がいるタイプだけどね」

[メイン] チノ : 「複製体、もしくは転生体……」

[メイン] レヴィ : 「なんでか知らないけど、似たような境遇のRB仲間三人と一緒に同じ家住んでるからさ」

[メイン] チノ : 「……ふふ、それはいいですね」

[メイン] レヴィ : 「家族はまぁ…ボクにもわかるんだ」

[メイン] チノ : 温かな目でレヴィを見つめ

[メイン] レヴィ : 「ボクからすると、離れてるほど恋しくなるって感じだしさ」

[メイン] チノ : 「……ええ、その通りです、それにしてもレヴィさんは……優しいお方ですね」

[メイン] レヴィ : 「もしそういう理由なら、その時は上の人に掛け合ってもらえば…ん?」

[メイン] レヴィ : 「やさしい…そうかな?」
そういう感じの話してたっけ…なんて不思議そうに

[メイン] チノ : 「ふふ」
微笑ましいな、と

[メイン] チノ : 「……では行きましょうか、宇佐見さん……は……あれ?」

[メイン] チノ : 辺りをキョロキョロ見渡すも

[メイン] レヴィ : 「…ありり、うさみん居ないね」

[メイン] チノ : 「……何か思い至ったことがあったのでしょうか」

[メイン] レヴィ : 「まぁ、うさみんは気になった方に行っちゃうほうみたいだしね」

[メイン] チノ : 「ええ……あの方もあの方で、なんでしょう……一人で抱え込みがちに見えましたので……少々心配です」

[メイン] レヴィ : 「一応ウェンウェンにも伝えとこうか」

[メイン] チノ : 頷き

[メイン] レヴィ : 「こっちは一旦二人で行くって、うさみんは多分どこかに…行ってる!」

[メイン] レヴィ : カチカチと携帯を使いつつ

[メイン] チノ : 「では、私はフォックステイルさんの自宅を調べておきます」

[メイン] レヴィ : 「だね、思い立ったが吉日!」

[メイン] チノ : 端末を取り出し、UGN職員らと連絡を取り

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ : そうですね、ここでじゃあ……確定しておきたいです。

[メイン] チノ : フォックステイルさんのご家族、ズバリ記憶処理は行われておりませんか?

[メイン] チノ : 情報判定をお願いしたいです

[メイン] GM : 技能は?

[メイン] チノ : UGNのお方にお聞きしますので情報:UGNで

[メイン] GM :

[メイン] チノ : (5+0)dx>=8 情報:UGN (5DX10>=8) > 10[3,4,4,8,10]+10[10]+8[8] > 28 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 記憶操作を受けていない。
フォックステイルの暴走事故で家族は全員死亡している。
フォックステイルにはこの事実は伏せられている。
彼は暴走状態であることが多かった幼少期の記憶が曖昧であり、それを思い出す気もあまりない。

[メイン] GM :  

[メイン] チノ : 「……………」
受け取った情報を見て、眉が八の字に

[メイン] チノ : 「……こういった経緯でしたか……」

[メイン] レヴィ : 「…んん」
資料に目を通しつつ

[メイン] チノ : 「………フォックステイルさんが、ご家族のもと……"日常"へ向かった線は、無くなりましたね」

[メイン] レヴィ : 「曖昧、だしね」

[メイン] レヴィ : 「覚えてるなら…だとしてもか」

[メイン] レヴィ : 「……」
軽く俯いて

[メイン] レヴィ : 「…だとしたら、その男に理由が絞られてきたわけか」

[メイン] チノ : 「………はい」

[メイン] チノ : 眼鏡をかけた長髪の男。

[メイン] レヴィ : 「其処との接触で理由を与えられた、或いは…だけど」

[メイン] レヴィ : 「少なくとも彼は普通のチルドレンだったわけで」
候補を頭で並べていく

[メイン] レヴィ : 「…ふううむ」

[メイン] レヴィ : 「おっけ、じゃあこうだ」

[メイン] チノ : 「おや……?」

[メイン] レヴィ : 「見つけちゃえばいい、彼自身の視点を彼から聞くしかない」

[メイン] チノ : 「……ふふ、そうですね」

[メイン] レヴィ : 「目撃情報あるんだしね、絞ってもらおう…んで」

[メイン] レヴィ : 「会って聞く!それしかない!」

[メイン] チノ : 頷く、賛成の意だ

[メイン] チノ : 「現場主義ですから」

[メイン] レヴィ : 「それじゃあ早速そういうの頼んでみるよ」
携帯を取り出し、UGNに

[メイン] レヴィ : 「だよね!」
またにこりと笑いつつ

[メイン] チノ : レヴィの決断を不安にさせないように、頬を緩ませ笑みを見せながら見守る

[メイン] レヴィ : 「さて、どれだけ掛かるかな…」
携帯を耳に当てて…

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ : 現在のフォックステイルの場所、いけるかな?

[メイン] GM :

[メイン] レヴィ : 情報いくぞう!UGNで行きまーす!

[メイン] レヴィ : 1dx+1>=8 (1DX10+1>=8) > 9[9]+1 > 10 > 成功

[メイン] レヴィ : よし!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 捕捉した、長髪眼鏡の男と赤髪の女が同行している

[メイン] GM :  

[メイン] チノ : 届いた情報を目に通し、レヴィの方へ向き

[メイン] チノ : 「……ウェンウェンさん、蓮子さんにも連絡しつつ、私達も向かいましょう」

[メイン] レヴィ : 「…だね、分かった以上行動だ」
流れで共有を済ませて

[メイン] レヴィ : 「同行してるのが二人もいる、そろそろそっちも気を張っておかないとね」

[メイン] チノ : 「………ええ、そうですね」

[メイン] レヴィ : そう言って、長いバッグを背負い直し

[メイン] チノ : 「手練れの可能性はあります」

[メイン] レヴィ : 「…大丈夫さ、ボクだってそうだ」

[メイン] レヴィ : 「色々ここまで助けてもらったけど、こっちでは助けないとね」
また笑ってみせつつ

[メイン] チノ : その笑みに、チノもまた笑みで返す

[メイン] チノ : 「レヴィさんはやはり、優しいお方です」

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[ロイス] system : [ チノ ] ロイス : 2 → 4

[雑談] system : [ レヴィ ] ロイス : 2 → 4

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : Middle「白昼に揺らぐ」登場:ウィンディング、宇佐美蓮子、アカネ 補足:乱入はご自由に

[メイン] ウィンディング : 1d10 (1D10) > 7

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 47 → 54

[メイン] アカネ : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+1[1] > 53

[メイン] 宇佐見蓮子 : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+9[9] > 47

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 38 → 47

[メイン] system : [ アカネ ] 侵蝕率 : 52 → 53

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : 「まだ来ませんねぇ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「さて、さてさて……」

[メイン] ウィンディング : 時刻表を眺め、小さく呟く。

[メイン] ウィンディング : 到着時刻丁度。
しかして、バスはまだ来ない。
公共交通機関とは、得てしてそういうものである。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「台風の目が来るまでに遅刻しなかったみたいで何より……」

[メイン] ウィンディング : 「あはは……そうですねぇ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : ちょっとだけ息は荒い。向こうから走ってきたし。

[メイン] ウィンディング : 「……さて」

[メイン] ウィンディング : 「最悪、交戦の可能性もあります。“人質”を持たれている訳ですからね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「はいはい」

[メイン] ウィンディング : 「僕としては、“親切”(はためいわく)な男女二名で合ってほしいですが」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「希望的観測?」

[メイン] ウィンディング : 「……ぐうの根も出ませんね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「最悪を見据えろと言うわけではないけどね」

[メイン] ウィンディング : 苦く笑って(やはり笑えませんが)。

[メイン] ウィンディング : 「……あ」

[メイン] ウィンディング : 5分程遅れて。
“それ”は来た。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふふ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 遅刻されるのは好きじゃないけど、許してあげましょう。

[メイン] ウィンディング : 数歩、引く。
“其方の路線ではない”。そんなお為ごかし。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 脚は引かない。
一番近くに来たのに、後ろから眺めるのは嘘。

[メイン] ルーラーワンド : バスから、何の気もなく三人は出てきた。

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンド、アカネ、フォックステイルの三人。

[メイン] フォックステイル : 「アカネさん! 此処で降りるみたいですよ!」

[メイン] 宇佐見蓮子 :   ヒ ッ ト
「目撃証言通りッ……!」

[メイン] アカネ : 「……え、ここなん?」

[メイン] アカネ : 「すまんすまん、もうちょい先かと思ってた……」

[メイン] ウィンディング : 目で追って。
会話をしている、それを確認して。

[メイン] ウィンディング : “狙う”。
まだ、まだ、まだだ。

[メイン] アカネ : そそくさと支払いを終えて出てくる

[メイン] ルーラーワンド : 何を気にする様子もなく、ルーラーワンドは歩きだす。

[メイン] 宇佐見蓮子 : (割と無策で来た女)

[メイン] フォックステイル : 「アカネさん、早くいかないとまたタバコさんに置いてかれます!」

[メイン] アカネ : 「わかった、わかったから!」
慌ただしく追いかける

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ね、行っちゃうわよ?」
ウィンディングに声をかける。

[メイン] ウィンディング : ドアが閉まったのを見て。
頷く。

[メイン] ウィンディング : 「すみません、少しお伺いしたい事があるのですが」

[メイン] ウィンディング : 声を掛ける。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「失礼しまーす!」

[メイン] アカネ : 「アンケートやろうか?」

[メイン] ウィンディング : 「あはは、すみません。驚かせてしまいましたかね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「質問あるって意味ではそうかも?」

[メイン] アカネ : 「悪いんやけど、下手に答えてると置いてかれそうなんよ……別に人にしてえな」

[メイン] ウィンディング : 「あまりお時間を取らせていただくのも悪いので手短に」

[メイン] ウィンディング : 少年を見て。

[メイン] ルーラーワンド : 当然ルーラーワンドは丸で無視している。

[メイン] ウィンディング : 「フォックステイルさんですね?」

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] ルーラーワンド : その言葉で、ルーラーワンドも振り向き。

[メイン] フォックステイル : 「あ、はい! そうです!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : どうなの?どうなの?ニコニコと見守っている。

[メイン] ウィンディング : 「ありがとうございます」

[メイン] フォックステイル : びっくりするほど素直に、彼は答えた。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……へ~!」

[メイン] アカネ : 「………よし」

[メイン] ウィンディング : 「僕はUGNの者です。貴方の“捜索”、そして“救助”を任されています」

[メイン] ウィンディング : 最も迅速に行うべき事は何か。

[メイン] ウィンディング : ぱちん。

[メイン] ウィンディング : 《ワーディング》。
──バスももう、影響の外だ。

[メイン] ルーラーワンド : 「まぁ当然だな」

[メイン] ウィンディング : 「ええ、当然でしたね」

[メイン] アカネ : バタン

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「やっぱ倒れないのね~」
FHの2人を見て

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「わざとらし」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そう言うの、言われる前にやりなさいよ?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : いかにもつまらないと言いたげだ。

[メイン] アカネ : へんじがない ただのしかばねのようだ

[メイン] ルーラーワンド : アカネを蹴とばす。

[メイン] ルーラーワンド : 「バカが、仕事をしろ」

[メイン] ウィンディング : 「フォックステイルさん!」

[メイン] フォックステイル : 「!? は、はい!」

[メイン] アカネ : 「ガフッ!……心配して、近寄ってくれるかもしれんやんかぁ!」

[メイン] ウィンディング : 「今すぐこちらへ!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あっちがバカやってる間にね」

[メイン] フォックステイル : 「え!?」

[メイン] アカネ : 「じゃあ、そっち行ったらこっち!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ええ……」

[メイン] フォックステイル : 「え!?」

[メイン] フォックステイル : どっちも見る。

[メイン] フォックステイル : 「タバコさん!?」

[メイン] ルーラーワンド : 「あ?」

[メイン] フォックステイル : 「お、俺どうすれば……!?」

[メイン] ウィンディング : 「ええ……!?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「人に聞くこと…?」

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] アカネ : 「すまん、バカな事言った」

[メイン] ルーラーワンド : 「お前は自分で選んでここまで来たんじゃなかったのか?」

[メイン] フォックステイル : 「……!!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あの……常識的に、自分で考えてくれる……?」

[メイン] フォックステイル : 「そ、そうそう、常識的に考えると……」

[メイン] フォックステイル : 「……」

[メイン] ウィンディング : 「フォックステイルさん!聞いてください!」

[メイン] フォックステイル : 「え? はい」

[メイン] ウィンディング : 「このままだとあなたは“裏切者”になります!」

[メイン] フォックステイル : 「えええ!?」

[メイン] ルーラーワンド : 「はぁ?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そりゃ、そうでしょ……」

[メイン] ウィンディング : 「なので帰ってきてくださると! とても!助かります!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「UGNがFHについていく意味くらいは勉強したでしょ……」

[メイン] ルーラーワンド : 紫煙を燻らせ、呆れたように溜息をついて。

[メイン] アカネ : 「(なんでFHって割れとるん……こわい)」

[メイン] フォックステイル : 「タバコさん!? 裏切り者になっちゃうって俺……」

[メイン] ルーラーワンド : 「訓練施設から無断で脱走した時点でもう同じだろ」

[メイン] フォックステイル : 「あ……」

[メイン] フォックステイル : 「そうでしたね」

[メイン] ウィンディング : 「ええい詐欺師がバックにいるの面倒ですね!!!」

[メイン] フォックステイル : ポンと納得したように手を叩いて。

[メイン] ウィンディング : 「納得しちゃダメですよ!?」

[メイン] フォックステイル : 「すいません、先生にはあとで謝るんでこれで!!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ええっ」

[メイン] フォックステイル : 「俺、先生の課題を提出したいから!!」

[メイン] フォックステイル : 「ちゃんと、『わかんないことがわかるように』しなきゃなんです!!」

[メイン] ウィンディング : 「……わかんないことがわかるように?」

[メイン] アカネ : 「………」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「今何するべきか分かってちょうだい……?」

[メイン] フォックステイル : 「いまするべきことは、ええと……」

[メイン] フォックステイル : 「『わかんないことをわかる』ようにすること!!」

[メイン] フォックステイル : 「タバコさん!!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 頭に手を当てる。

[メイン] ルーラーワンド : 「なんだ?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「話、通じない、子ども……」

[メイン] フォックステイル : 「俺、知りたいです! 『名前』が!」

[メイン] フォックステイル : 「だから、連れてってください!!」

[メイン] ルーラーワンド : 「飽きるまではな」

[メイン] ウィンディング : 「っあ、待て、待ってください!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「名前え?」

[メイン] ルーラーワンド : アカネを蹴って。

[メイン] ルーラーワンド : 「仕事だ」

[メイン] ルーラーワンド : 「足止めしろ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あー私も置いてかないでよー」

[メイン] アカネ : 「……あいよ」

[メイン] ウィンディング : 「ついてく気ですかァ!?!?」

[メイン] ルーラーワンド : いうなり、炎が巻き上がり。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ついて行けるなら?」

[メイン] ウィンディング : 「っ!」

[メイン] ルーラーワンド : その中に、ルーラーワンドとフォックステイルの姿は消えた。

[メイン] ウィンディング : 「しまった……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「うわ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふうん……」

[メイン] アカネ : 「……せやなぁ、いい加減にしっかりせんとなぁ」炎と共に消える姿を視界の端に捉え

[メイン] ウィンディング : 赤髪の女に目を向ける。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「えー、何なのあなたは……」

[メイン] アカネ : 「ウチは……せやな」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「勿体ぶるのキライ」

[メイン] アカネ : 「あっはっは!確かにな!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ねえ、これ足止め?私は時間と言うコストを支払ってあげてるんだけど与えられる対価がそれ?」

[メイン] アカネ : 「考えなし!」

[メイン] ウィンディング : 「では」

[メイン] ウィンディング : 「行きましょうか蓮子さん」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「やる?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「いいよ、あんまり頼りにはならないけど……護身くらいはね」

[メイン] ウィンディング : 「いいえいいえ」

[メイン] ウィンディング : くるりと背を向けて。

[メイン] ウィンディング : 「時間の無駄ですから」

[メイン] アカネ : 「……あらまあ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……あなた思ってたより賢いわ」

[メイン] ウィンディング : すたりすたり。

[メイン] 宇佐見蓮子 : さっと服を翻す。

[メイン] アカネ : 「そっかぁ……帰ってくれるんかぁ……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : (本当になんなのあの人……)

[メイン] 宇佐見蓮子 : すたすた

[メイン] アカネ : 何m離れた?

[メイン] ウィンディング : さあ?

[メイン] アカネ : よし、アド稼ぐのは諦めて撃つか!

[メイン] アカネ : 弓を取り出す、矢を番え、狙いを構えて引き絞る

[メイン] アカネ : ウィンディングへと狙いを定め、後頭部へ向けて矢を放つ

[メイン] アカネ : 4dx+21 必中の弓を使用した射撃攻撃 (4DX10+21) > 6[2,3,4,6]+21 > 27

[メイン] ウィンディング : 暴走してませんしドッジ試みましょうか
ドッジしますね

[メイン] ウィンディング : 2dx (2DX10) > 10[2,10]+8[8] > 18

[メイン] アカネ : 3d10+14 (3D10+14) > 20[10,8,2]+14 > 34

[メイン] ウィンディング : ではリザレクト

[メイン] ウィンディング : 1d10 (1D10) > 2

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 54 → 56

[メイン] system : [ ウィンディング ] HP : 26 → 2

[メイン] ウィンディング : 脳漿が弾け飛んで。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「うわ……」

[メイン] ウィンディング : しかし影が。
“浮いた影”は、繋いで、繋がれて。

[メイン] ウィンディング : 真っ黒だった“それ”は次第に色を戻し。

[メイン] ウィンディング : 振り返って。一言。

[メイン] ウィンディング : 「満足しました?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : (私じゃなくてよかった)

[メイン] アカネ : 「んーん、こっからもうちょい撃つ」

[メイン] ウィンディング : 舌打ち1つ。
好き勝手に決めやがって。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふうん……」

[メイン] アカネ : 「任務は足止め、正直、足止めるのに頭はどうかと思うんやけどね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そうよそうよ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あなたの武器は”弓”!確実に足止めに向いてない武器!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それでもって私たちは二人、あなたは一人……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「客観的に考えて無理でしょ?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「このままじゃ任務果たせないわねえ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ね、どう?どう思う?」

[メイン] アカネ : 「せやなぁ……死ぬのは嫌、でも足止めはしたい……」

[メイン] アカネ : 「お茶でもせん?」

[メイン] ウィンディング : 「ああ、だから」

[メイン] ウィンディング : 「馬鹿は嫌いなんです」

[メイン] ウィンディング : 駆ける

[メイン] アカネ : 「すまんなぁ……学校行けんかったんよ……」

[メイン] ウィンディング : 一目散に!

[メイン] ウィンディング : 駆ける!

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私もキライ……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま~いっか」
歩調は別に早めない。ウィンディングとアカネの射線上に立つ

[メイン] アカネ : 「……あら?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : いってらっしゃ~い、とウィンディングを見送る。

[メイン] ウィンディング : 思わず二度見して。

[メイン] ウィンディング : いやあ、でも、ええ?
うーん。

[メイン] 宇佐見蓮子 : ワレニサクアリ!口元だけ動かす。

[メイン] アカネ : 「……えーっと、お姉さんは逃げんと?」

[メイン] ウィンディング : ……なら、いいか。

[メイン] アカネ : 「ほら、男の人だけ全力疾走で逃げとるとか……なあ?」

[メイン] ウィンディング : 頷いて、ひたすらに。
今の目的は“別”なのだから。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私はバカが嫌いだけどね~」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「バカに手間取らされるのがそれ以上に嫌いなわけね?」

[メイン] アカネ : 「せやから逃げる手間すら惜しいと……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあ、聞いてよ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あなたの言いつけは足止めでしょう」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「足止めっていうのは一人逃がした時点で終わり~」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あら、任務失敗だわ」

[メイン] アカネ : 「せやなぁ……すっごいスピードや」

[メイン] アカネ : 「アレに追いつくのはちと無理やねぇ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あなたの動機は足止めだったけども」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「もう無いわね、困ったわ!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : ね?と笑いかける。

[メイン] アカネ : 「うーん……ほんまに困った…」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「かわいそう……私が助けてあげましょうか」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「おいでよ」
と手招く。

[メイン] アカネ : 「……はぁ」

[メイン] アカネ : 弓を下ろすと、トコトコと歩いて接近する

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「良い子ね、褒めてあげる」

[メイン] アカネ : 「………どうも」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 手を差し出す。

[メイン] アカネ : ……弓をしまうと手を差し出す

[メイン] 宇佐見蓮子 : すっと手を掬い上げるように取る。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 踊りませんか、と誘うように。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「交渉成立ね」

[メイン] アカネ : 「……同僚の頭吹っ飛ばしてごめんな」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「いいのよ、私は気にしてないから」
他人事だし

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「お茶をするのは流石にダメ。そもそも飲んできたばかりだし……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「お話しましょう?少し歩きながらね……」

[メイン] アカネ : 「……うん、わかった」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 端末を取り出す。

[メイン] 宇佐見蓮子 : コール、くねくねちゃん。

[メイン] 宇佐見蓮子 : PLLLLL!

[メイン] ウィンディング : 『──はい、こちらウィンディング!』

[メイン] 宇佐見蓮子 : 『はあい!』

[メイン] 宇佐見蓮子 : 『あの追っ手?どうにかしたものだから……』

[メイン] 宇佐見蓮子 : 『位置を教えて。私も今から向かうわ』

[メイン] ウィンディング : 『訓練所、フォックステイルさんの過ごしていた訓練所に向かっています!』

[メイン] 宇佐見蓮子 : 『OK~』

[メイン] 宇佐見蓮子 : 『今から向かうわ』

[メイン] 宇佐見蓮子 : ブツリ。通信切断。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……二人で、ね!」

[メイン] アカネ : 「……お姉さん、あんた凄いことやるね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「何処が?」

[メイン] アカネ : 「……そっかぁ、これが普通な人がおるんか」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私は何処がって聞いたんだから一人で納得しないでほしいんだけど……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「言葉は考えから生まれる、考えには過程がある、そこに理由が伴う……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「簡単な話が簡単に通ればいいだけなんだけど――」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「その辺りも含めてお話ししてあげるわ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : すたすた歩きだす。

[メイン] アカネ : 「……ついて行く事多いなぁ、今日のウチ」
また、トボトボと歩き出す

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 : 私はバカが嫌い。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 話の通じないバカはより嫌い。

[メイン] 宇佐見蓮子 : バカに手間取らせられるのは最高に嫌いで――

[メイン] 宇佐見蓮子 : 扱いやすいバカは嫌いじゃない!

[メイン] 宇佐見蓮子 : うふふふふふ!

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] ウィンディング : Middle「「わからない」」シーンプレイヤー:ウィンディング 登場:任意

[メイン] ウィンディング : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 56 → 61

[メイン] チノ : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+10[10] > 62

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率 : 52 → 62

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] レヴィ : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 58 → 63

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] 宇佐見蓮子 : 47+1d10 登場/リザレクト (47+1D10) > 47+4[4] > 51

[メイン] アカネ : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+9[9] > 62

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 47 → 51

[メイン] system : [ アカネ ] 侵蝕率 : 53 → 62

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : 駆けて、駆けて。
最後の欠片を繋げる為に。

[メイン] ウィンディング : 分かれていた彼女たちにも先ほどの情報を送る。
フォックステイルはファルスハーツと一緒に居た事。
そして自らの意思でファルスハーツへと向かった事。

[メイン] ウィンディング : そして──。

[メイン] ウィンディング : ──俺、先生の課題を提出したいから!!

[メイン] ウィンディング : ──ちゃんと、『わかんないことがわかるように』しなきゃなんです!!

[メイン] ウィンディング : 「……どういう事なんだよ、本当に」

[メイン] ウィンディング : それを。
『わからない』を、『知る為』に。

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : 「げえほ……げっほ、ごっほ……」

[メイン] ウィンディング : 訓練所の前で、ひどく咳き込む。
当たり前だ。“能力”はオルクス、ウロボロス。
肉体強化なんてこれっぽちもできない。

[メイン] チノ : ウィンディングの頬へ冷たい感覚。

[メイン] チノ : 「だ、大丈夫ですか……!?」

[メイン] チノ : 手にはスポーツドリンク。

[メイン] ウィンディング : 「うおっ!?……あ、チノさん……」

[メイン] レヴィ : 「来てたのかい!?」
同じく駆け寄る

[メイン] ウィンディング : 「あっはは、ありがとうございます……助かりました」

[メイン] レヴィ : 「ウェンウェンだけか、何かあったの?」

[メイン] チノ : 「………」
ドリンクを渡し

[メイン] チノ : 「……FHが絡んでいたんですね」
送られた情報を脳裏に、深刻な表情に

[メイン] レヴィ : 「…交戦してたのかい、あ…」
目を凝らす、確かに

[メイン] ウィンディング : 頷いて、端末を指差す。
任務用のSMSでも送ったあらまし。

[メイン] レヴィ : 傷跡だ、一度大きく蘇った後を捉えつつ

[メイン] レヴィ : 「わかった…」
それを受け取る

[メイン] ウィンディング : 「蓮子さんはファルスハーツと交戦したようですが……その後、こちらへと向かうとの連絡を受けたので無事のはずです」

[メイン] レヴィ : 「成る程、うさみんも大丈夫…か」

[メイン] チノ : 「そ、そうですか……」
胸をなでおろす

[メイン] ウィンディング : 多分、きっと、メイビー。
策はある、と言ってたし。

[メイン] レヴィ : 「炎を扱うエージェントとと弓を使うエージェント?か」

[メイン] チノ : 「……本当に、ヒヤヒヤするお方です」
宇佐見の顔を思い出し

[メイン] ウィンディング : 「ええ、そうです。現場に残ったのは後者ですね」

[メイン] レヴィ : 「分断状態、片方が彼を確保してる…」

[メイン] チノ : 「………ふむ」

[メイン] チノ : 「そして何より気になったのは……」

[メイン] チノ : 「"自らの意志"でFHへ……」

[メイン] レヴィ : 「…」
目を通して

[メイン] ウィンディング : 「……どうにも、詳細こそわかりませんが」

[メイン] レヴィ : 「…だね」

[メイン] ウィンディング : 「先生への課題を提出したい、そして」

[メイン] レヴィ : 「課題、だろ?」
懐を漁り

[メイン] チノ : レヴィの方へ視線を移す

[メイン] レヴィ : 「…これか」
少し厚い本を、見せるように

[メイン] ウィンディング : 「『わかんないことがわかるように』しなきゃいけない」、と

[メイン] チノ : 「……わからないことを、わかるように……」
復唱し

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「夏目漱石作、夢十夜ね~」

[メイン] チノ : 「!」

[メイン] レヴィ : 「…予想外だっ…うさみん!?」

[メイン] レヴィ : 「無事…で」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 対して汗をかいてもないのにスポーツドリンクを飲んでいる。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 後ろには当然!

[メイン] レヴィ : …視界に捉えられる

[メイン] ウィンディング : 「蓮子さん、無事で──!?」

[メイン] レヴィ : 赤い髪の女

[メイン] ウィンディング : 唖然。

[メイン] チノ : 飄々とした登場の蓮子の顔に安堵するも

[メイン] チノ : 「………?」

[メイン] チノ : 首を傾げる

[メイン] ウィンディング : 「あ。や。え、え?」

[メイン] チノ : 「そちらのお方は……?」

[メイン] ウィンディング : 「なんで?」

[メイン] レヴィ : 「下がって!」
チノの前に手を伸ばし

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「どうしたの?」

[メイン] ウィンディング : 「こっちの台詞ですが!?」

[メイン] アカネ : 「……えーっと、どうも」

[メイン] レヴィ : 「エージェントじゃないか!FHの!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「どうにかしたって言ったでしょ」

[メイン] チノ : 「え?」
レヴィの言う通り、下がり

[メイン] ウィンディング : 「何さも当然です、みたいな顔なんですか……えっ、そういう方向性……?」

[メイン] チノ : 「……ええーーーーっ!?!」

[メイン] アカネ : 「チルドレンや……です」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「これが私の”どうにか”!連絡漏れがあった?ごめんね?」

[メイン] レヴィ : 「ああクソ…!」
バッグに手をかけて、長い得物を取り出す

[メイン] ウィンディング : 「連絡漏れしか……ああ、いや」

[メイン] ウィンディング : 手でレヴィを制する。

[メイン] チノ : 「………………ふむ」
一歩下がった位置で

[メイン] ウィンディング : そして、アカネを見て。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、ま、落ち着きなさいな」
レヴィに掌を向ける

[メイン] チノ : アカネ、そして蓮子の顔を見比べ

[メイン] レヴィ : 「…え?」
既に抜き掛けた刃を止めて

[メイン] チノ : 「ウェンウェンさん、レヴィさん」

[メイン] チノ : 「矛を収めてください」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「この場で争うメリットは誰にとっても皆無でしょ」

[メイン] ウィンディング : 「…………交戦意思は、ない、ですかね?」

[メイン] チノ : 蓮子に頷き

[メイン] レヴィ : 「……」

[メイン] アカネ : 「ないです、さっきは頭を吹き飛ばしてごめんなさい」

[メイン] ウィンディング : 舌打ち1つ。

[メイン] レヴィ : 「どう言うことかちゃんと教えてね」
バッグに戻して

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「謝れて偉い!あははは!」

[メイン] チノ : 1歩前に出て

[メイン] チノ : 「………それで?何ですか?」

[メイン] チノ : 「裏切(ダブルクロス)ですか?」

[メイン] レヴィ : 「…ここは、どこだかわかってる?」

[メイン] チノ : アカネの方を向き

[メイン] レヴィ : 「一応、UGNの施設なんだからね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私はこの子の考えてることとか知らないからそっちでお話ししてね」

[メイン] チノ : 蓮子に頷き

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私は重要な証拠品を持ち帰っただけだもの」

[メイン] ウィンディング : 「……爆弾を手懐けてくれてありがとうございます」

[メイン] レヴィ : 「…」
顰めっ面のまま

[メイン] チノ : 「……戦意も敵意も無し」

[メイン] チノ : 「お答えください、FHチルドレンさん」

[メイン] アカネ : 「……ああ、わかってる事は答える」

[メイン] チノ : しばらく考え。

[メイン] チノ : 「信憑性については、今はとやかく言うつもりはありません」

[メイン] レヴィ : 「…嘘なんてやめてよね、時間が惜しいんだからさ」

[メイン] チノ : 「あなたのお仲間は何が目的ですか?」

[メイン] アカネ : 「わからない、推定になるが、フォックスへの好奇心が根源だと思われる」

[メイン] レヴィ : 「…興味」

[メイン] チノ : 「………そうですか」
なんとも……FHらしいですね。

[メイン] アカネ : 「ほかに実益が見当たらない、彼の事は……タバコさんとしか知らない」

[メイン] レヴィ : 「名前すらって事?」

[メイン] アカネ : 「知らない」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「タバコさんっていうのはフォックステイルを連れていたもう一人のエージェントね?」

[メイン] アカネ : 「そう」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あっちが本命ね……わかったわ」

[メイン] チノ : 「……蓮子さん……この方、何も知らないみたいじゃないですか……」
蓮子の横に立ち、耳打ちする

[メイン] レヴィ : 「………」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「そういうこともあるわ」

[メイン] ウィンディング : 鼻を鳴らして。
なるほど、じゃあこっちは単なる『護身用』と。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「結果が簡単に出たら苦労しないもの……」

[メイン] チノ : 「………そうですね」

[メイン] アカネ : 「分からないことが多いのは申し訳ない」

[メイン] レヴィ : 「ボクからも」

[メイン] ウィンディング : まあ、『このような』感じなら重要情報など握らせられない、というのも頷ける。

[メイン] チノ : レヴィの方を向き、見守る

[メイン] レヴィ : 「フォックスの事は?一応なにか聞かされてないの?」

[メイン] アカネ : 「彼は読書感想文の為に、『名前』を知りたいようだ」

[メイン] ウィンディング : 「名前」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「名前、言ってたね」

[メイン] ウィンディング : 話の文脈としてまったく何も数ミリも繋がっていないが、それはそれとして。

[メイン] アカネ : 「コードネーム、それ以前のあった筈の名前を求めていると推察される」

[メイン] チノ : 「……ふむ」

[メイン] レヴィ : 「…つまりは」

[メイン] レヴィ : 「彼が無断で飛び出したのも、本当の名前を知りたかったから?」

[メイン] レヴィ : 「本当にそれだけ、で?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「センチメンタル過ぎるわね。ま、否定はできないけど……」

[メイン] アカネ : 「わからなかった、それが根源的原因でもある」

[メイン] チノ : 「……………」
納得いかない、と言った表情をしながら

[メイン] レヴィ : 「…?わからないのに原因?」

[メイン] アカネ : 「フォックス君は何度も……何の本でしたか」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「夢十夜?」

[メイン] レヴィ : 「これか」
課題の本を

[メイン] アカネ : 「!」

[メイン] アカネ : 「それです、それを何度読んでも、『わからない』そうとしか認識できなかったようです」

[メイン] レヴィ : 「…そりゃあ、まあ」

[メイン] レヴィ : 「ボクだってわかってないさ、というか皆んなそうじゃ無いのかい?」

[メイン] アカネ : 「何度考えてもわからない、だから。わからない事を一つ一つ消そうとした、その結果」

[メイン] レヴィ : 「…」

[メイン] アカネ : 「『名前』それを特定し、わからない事を一つ消そうとしたのかと」

[メイン] レヴィ : 「つまり、わからない事そのものを解決するために?」

[メイン] アカネ : 「そう」

[メイン] レヴィ : 「…」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「へえ」

[メイン] レヴィ : 「エージェントに追従してるのも、教えてくれるからって事辺りなのか?」

[メイン] アカネ : 「そうです、少なくともフォックスはそう認識している」

[メイン] ウィンディング : 「………………」

[メイン] ウィンディング : ひっかかりがある。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あの子にもあの子なりの動機があるわけね……へえ」

[メイン] レヴィ : 「……」

[メイン] チノ : ウィンディングの方を一瞥

[メイン] チノ : 「……いかがしましたか」
背伸びして、ウィンディングに耳打ち

[メイン] ウィンディング : 「……ああ、いや……」

[メイン] ウィンディング : 眉間に皺をよせ、口元に手を当てる。

[メイン] ウィンディング : 「……『わからない』、そして『名前』」

[メイン] レヴィ : 「…?」
ちらりと視線を

[メイン] アカネ : じーっとウィンディングを見る

[メイン] ウィンディング : 『名前』を知りたいから、脱出するまで暴走する?

[メイン] ウィンディング : 不自然だ。

[メイン] チノ : 「…………」
ウィンディングの紡ぐ単語を黙って聞き

[メイン] ウィンディング : だって、彼は自発的に過去を思い出そうとしていなかったワケなのだから。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 興味深げ。くねくねちゃんへの評価は高い。

[メイン] ウィンディング : しかも、過去が過去だ。
──自発的に、名前そのものを求めようとするか?

[メイン] ウィンディング : 『違う』。
因果が、逆だ。

[メイン] ウィンディング : これは、過程なのだ。
『名前』が知りたいは、過程。

[メイン] ウィンディング : 「───」

[メイン] ウィンディング : では、何故それが『過程』になる?

[メイン] ウィンディング :  

[メイン] ウィンディング : 「好奇心」

[メイン] ウィンディング : ぽつり、と呟く。

[メイン] アカネ : 「………?」

[メイン] レヴィ : 「…」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……」
笑みが、深まる。

[メイン] ウィンディング : 「知りたいと、願う。『わからない』を晴らす、その感情は」

[メイン] ウィンディング : 「好奇心に他ならない」

[メイン] チノ : 「………ああ」
ポン、と手のひらに拳を置く

[メイン] アカネ : 「……ああ、確かにそうですね」

[メイン] レヴィ : 「…だね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……なるほど、なるほどね!!」

[メイン] ウィンディング : 「知りたいと願い、無理を、暴走をして、そして。」

[メイン] チノ : 「そういうことですか、すとーんと降りてきました」

[メイン] ウィンディング : 「道理に反しているとわかっていても……「知りたい」と願った」

[メイン] ウィンディング : 「……なんとも、困った話ですよ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あははっ」

[メイン] レヴィ : 「…そうか」

[メイン] アカネ : 「……そういった理由でしたか」

[メイン] チノ : 「……だから、知ってる"であろう"人のもとへ」

[メイン] ウィンディング : 頷く。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふぅん……」

[メイン] チノ : もっとも。

[メイン] レヴィ : 「報告を元に考えたら、問題意識事態もわかってない事になるのかな」

[メイン] チノ : 知っているであろう人というのも結局。

[メイン] チノ : 分からない。

[メイン] チノ : 分からないから、分からないなりに着いていくしかない。

[メイン] ウィンディング : 「恐らくは。だって、これを内部で満たせていたなら……“こう”はなっていないでしょうから」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「うん、うん。”知りたい”っていうのは”知らない”からしか生まれないものね」

[メイン] チノ : 「……ええ、そういうことですね」

[メイン] アカネ : 「友人に聞いても、先生に聞いても、わからないは解消しなかった、との事」

[メイン] ウィンディング : 「道理で。なら、外に求めるしかない」

[メイン] レヴィ : 「……成る程」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「こんな狭い箱じゃあねえ」

[メイン] レヴィ : 「まあ…そうかもしれない、でも」

[メイン] チノ : 複雑そうな表情に、脳裏に浮かぶは優しげな、まるでお母さんのような、青山先生の姿。

[メイン] レヴィ : 「答えが用意されてなかったわけじゃ無いはずだ、そうは気づいてくれなかったけども」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「さあ?」

[メイン] アカネ : 「わかりません」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「望む答えなんて人それぞれだもの」

[メイン] チノ : 「…………嫌な、すれ違いですね……本当に……」

[メイン] ウィンディング : 瞳を閉じて。

[メイン] チノ : UGNの教育とは。

[メイン] チノ : 日常を教えるとは。

[メイン] チノ : 一体。

[メイン] ウィンディング : 「………UGNエージェントとして、見解を述べますとね」

[メイン] レヴィ : 「あるよ、ある筈さ」
なんとなく自信を持ちつつ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「はいはい」

[メイン] レヴィ : 「うん」

[メイン] アカネ : 「はい」

[メイン] チノ : ウィンディングの方を向き

[メイン] ウィンディング : 「“連れ帰る”は非常に困難に思います」

[メイン] チノ : 「………………」

[メイン] レヴィ : 「…困難、か」

[メイン] アカネ : 「はい、同じ事を繰り返すかと」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「え~~~???」

[メイン] ウィンディング : 「そこは、やりようはありますが」

[メイン] ウィンディング : 「少なくとも自発的に帰る、は現状難しいかと。拉致したエージェントを撃退する、という荒っぽい方法になります」

[メイン] アカネ : 「?」

[メイン] ウィンディング : 何故なら、これは。

[メイン] ウィンディング : ファルスハーツへ転じるそれとして、あまりに『強固』すぎる。

[メイン] アカネ : 「わからない事がわかれば、帰りたくなのでは?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それは違うかな」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それだけじゃ根本的解決じゃないよ」

[メイン] アカネ : 「……そう、でしたか」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「一度分からないと思ったら、次に次に!分からないっていうのは押し寄せるものだもの」

[メイン] レヴィ : 「…ああ、そうだね」

[メイン] アカネ : 「…………えぇ、その通りですね」

[メイン] レヴィ : 「確かに難しいさ、いっぱいわかんない事はあるだろう」

[メイン] レヴィ : 「でも、それは現状ひっ捕まえた場合だろ」

[メイン] ウィンディング : 強制的に連れ帰ればやりようはある。
再教育、調整、一体言い方はどれになるのかはわからないけれど。

[メイン] ウィンディング : 「……」

[メイン] レヴィ : 「まだ会ってもいない、顔もボクは知らないさ、でも」

[メイン] レヴィ : 「そいつ、結構いい奴だしバカ真面目なのは知ってる…だから多分こんな事してるんだし」

[メイン] レヴィ : 「…ボクは行くぞ、ボクはそいつに言ってなんとしてでも自分の意思で帰らせる」

[メイン] チノ : 「……………」
……分かれました、か。

[メイン] レヴィ : 「だって先生に課題出すのも理由の一つなんだ」
先生の顔を思い返して

[メイン] レヴィ : 「確かにわかりたいのもあるだろうし、それなら」

[メイン] アカネ : 「……先生、ですか」

[メイン] レヴィ : 「自分で何をやろうとして、何を考えるべきかだってわからせてからどうするか見るよ、ボクは」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なるほど」

[メイン] ウィンディング : 「………………………強いて、言いますと」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「え~……レ、レ、レ……」
名前なんだっけ……

[メイン] レヴィ : 「レヴィ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「レヴィちゃん!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「面白いね!」

[メイン] レヴィ : 宇佐美の方を見る

[メイン] ウィンディング : 「……ええ……」

[メイン] アカネ : 「はい、とても斬新な回答でした」

[メイン] ウィンディング : 面白いか否かで決められても困る。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「くねくねちゃんの見解は?」

[メイン] アカネ : 「申し訳ない、どうぞ続けてください」

[メイン] ウィンディング : こほん。

[メイン] レヴィ : 聞く姿勢を整えつつ

[メイン] ウィンディング : 「……彼の意志は、現状極めて薄弱です。蓮子さんが保証してくださるとは思いますが」

[メイン] レヴィ : 「らしいね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あー、そうね」

[メイン] ウィンディング : 「バックにいるエージェントに、簡単に意見を曲げさせられるくらいには」

[メイン] ウィンディング : 「その上で、出来ます?」

[メイン] レヴィ : 「やる、やるだけの意味はあるだろ」

[メイン] レヴィ : 「ボクはそういう任務がある、それだけの情報も聞いた」

[メイン] レヴィ : 「意思が薄いなら、考えたいようにするしかない」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「その通り……!」

[メイン] レヴィ : 「人並みに好き嫌いしてるのに、決められないなんて言わせない」

[メイン] チノ : 「……………」

[メイン] レヴィ : 「まだわからないんだよ、見るまでわからない」

[メイン] レヴィ : 「それを見るまでに、諦めたりする答えを出すのは一緒だ」

[メイン] レヴィ : 「わからないままにしてるのとね」

[メイン] チノ : 「………ではレヴィさん」

[メイン] レヴィ : 「ああ」

[メイン] チノ : 「レヴィさんなら、フォックステイルさんの"わからない"を解消できる」

[メイン] チノ : 「そういった自信があると」

[メイン] レヴィ : 「…」
チノに向いて

[メイン] レヴィ : 「あるさ、あるとも!」

[メイン] チノ : 「ウェンウェンさんのおっしゃる通り、フォックステイルさんの意志はとても弱い」

[メイン] チノ : 「確実にどうにかできる問題ではありません」

[メイン] レヴィ : 「どうにかできないかもしれない、か」

[メイン] レヴィ : 「…いや、そんなはずはないよ」

[メイン] レヴィ : 「彼は、無意識にだって選び方を不器用にしてるじゃないか」

[メイン] チノ : 「……」

[メイン] レヴィ : 「それに向き合わせたらいいんだよ、出来ないわけじゃない」

[メイン] レヴィ : 「遅かれ早かれ、本人がしたがってるんだから」

[メイン] レヴィ : 「そうした上で、どうするかだからさ」

[メイン] チノ : 「………ふふ、なるほど」

[メイン] チノ : 「……本当にお優しいお方ですよ」

[メイン] レヴィ : 「…」
またかい、なんて言いたげな顔

[メイン] チノ : 「分かりました、僭越ながら私もお手伝いさせていただきます」

[メイン] ウィンディング : 「……!」

[メイン] レヴィ : 「それは…うん、チノもいるなら百人力だもんね!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「やっぱ面白い船には乗りたいのね」

[メイン] チノ : 「……ウェンウェンさん、私達は日常を守るのが仕事です」

[メイン] チノ : 「おそらく、フォックステイルさんの日常は歪みつつあります」

[メイン] レヴィ : 「…そうだ」

[メイン] チノ : 「それを正すのも……エージェントの仕事」

[メイン] チノ : 「そうですよね」
顔を見合わせ

[メイン] ウィンディング : 瞼を再び閉じて。

[メイン] レヴィ : 強く、向き合う

[メイン] ウィンディング : ゆっくりと息を吐いて

[メイン] 宇佐見蓮子 : どうするんでしょう。

[メイン] ウィンディング : ───わからない、そうだ。
やってみなければこんな事、誰だってわからない。

[メイン] ウィンディング : 僕だって、「わからない」を知りたくて、ここに来たんじゃないか。

[メイン] ウィンディング : なら。

[メイン] ウィンディング : 瞼が開く。

[メイン] ウィンディング : それぞれの目を見て。

[メイン] ウィンディング : 「………わかりました。しかし、条件を1つ」

[メイン] チノ : 「……はい」

[メイン] レヴィ : 「ああ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ん?」

[メイン] アカネ : 「…………」

[メイン] ウィンディング : 「“失敗”したら、即座に強硬手段に入る」

[メイン] チノ : レヴィの方を向く

[メイン] ウィンディング : 「この判断は、僕の独断によるものとします」

[メイン] レヴィ : 「…構わない!」

[メイン] レヴィ : 「失敗しない、ボクはそう覚悟してるよ!」

[メイン] チノ : 「私は全く以って異存ありませんよ、それも"仕事"です」

[メイン] アカネ : 「……!」

[メイン] チノ : 「………ふふ」
レヴィの"断言"に、頬を緩ませる

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、ありえないことの想定は無駄だと思うけどね」

[メイン] レヴィ : 「だから、その時はボクはボクとして力不足だから文句だって言いやしない」

[メイン] チノ : この先どうなるか"わからない"を吹っ飛ばす。そんな強い言葉。

[メイン] ウィンディング : 「………」

[メイン] ウィンディング : 「………ふふ」

[メイン] ウィンディング : 「わかりました、では、“飲みましょう”」

[メイン] レヴィ : 「…へへ」

[メイン] レヴィ : 「ありがとね、ウェンウェン!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「やっぱりくねくねちゃんは賢いわね」

[メイン] ウィンディング : 「ふふ、どうも」

[メイン] チノ : 満足げに頷く

[メイン] アカネ : 「……では、私の処遇に関してお聞きしたく。願わくば、フォックスの答えを見届けてたいと思っています」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「えっなんで」

[メイン] アカネ : 「はい、わからないからです」

[メイン] レヴィ : 「…」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なるほど」

[メイン] レヴィ : 「……キミ」

[メイン] レヴィ : 「本当にわからないだけで、見届けたいのかい」

[メイン] レヴィ : 「わからなくても、どうでもいいのがFHだろ」

[メイン] アカネ : 「……?」

[メイン] チノ : レヴィの言葉に同意。そのまま視線をアカネの方へ

[メイン] レヴィ : 「自分にとって気になる何かがあるから、見届けたいわからないものなんじゃないのかい?」

[メイン] アカネ : 「……それ、は」

[メイン] レヴィ : 「言えよ、いい子ぶるような生き方してないんだからさ!」

[メイン] レヴィ : 「見たいものなんだろ!フォックスの何かが!」

[メイン] アカネ : 「……ええ、私は」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ていうかあなたそんな喋り方だったっけ……」

[メイン] レヴィ : 「…」
宇佐美をチラ見して

[メイン] アカネ : 「口癖を誤魔化すためのエセです」

[メイン] レヴィ : 「なんだよ、まだ猫かぶってるの?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あ、そう?」

[メイン] ウィンディング : そうなんだ…。

[メイン] チノ : ?と言った表情で。

[メイン] レヴィ : 「まあいいよ、言ってくれよ」

[メイン] レヴィ : 「時間がないのに、リスクもあるのに」

[メイン] レヴィ : 「今のままじゃキミは連れてかない、当たり前だ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「自分で言っておいてないんだけどなんかもう口調とかどうでもいいから……」

[メイン] ウィンディング : いいんだ……。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それともまだ足止めしてるつもり?」

[メイン] アカネ : 「……私は、貴女達曰くの彼の日常に、納得がいっていない」

[メイン] レヴィ : 「納得、それで?」

[メイン] アカネ : 「タバコと飴を間違えるような、言ったことに狗のように傅くような、“日常”とやらに苛立ちが募ってばかりいた」

[メイン] アカネ : 「冷静になれ、おかしいだろが、肉体の齢が中学生に達している人間が、あんなバカな有様を晒すか?」

[メイン] アカネ : 「そんな物を守る?なぜ…?崩すべきではないのか?少なくとも、この学校擬きの教育方針に関しては是正以外に何がある」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ああ……はい……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 話長い。

[メイン] チノ : 「………では何でしょう、とりあえず拘束の執行猶予を設けてほしいんですね」

[メイン] アカネ : 「…………」ブチッ

[メイン] アカネ : 「ええ!!こんなクソみたいな施設に閉じ込められて歪んでるガキなんざ見てられるか!!!」

[メイン] レヴィ : 「…」
聞いている、怒号に怯まず

[メイン] アカネ : 「さっさと私を連れて行け!!彼の納得をこの目に収めさせろ!!さもなきゃ死ぬまで暴れてやる!!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「面倒臭いねあなた……」

[メイン] レヴィ : 「うるさい!!わかった!!」

[メイン] レヴィ : 「最初から言えばいいんだよこのバカ!!」

[メイン] ウィンディング : うるさいな、と呟いて。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「結論から言う癖を付けるといいよ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「話長いし」

[メイン] レヴィ : 「気に入らないことから逃げた癖に我儘に猫かぶって、どうだっていいんだよ!!」

[メイン] ウィンディング : 「……はい、わかりました。“見てない”事にしますので。まだ、まだね」

[メイン] アカネ : 「ッ…!」

[メイン] チノ : 渋い表情をしながらも……。

[メイン] レヴィ : 「…じゃあ」

[メイン] レヴィ : 「行くよ、ボクは」

[メイン] ウィンディング : ここでどうこう言って、時間を取られる方がとんでもないロスだから。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あははっ」

[メイン] チノ : 「……暴れられたら厄介ですからね、分かりましたよ」
ここは日常に近い場所。一般人も住んでいる。
《ワーディング》を少し放たれるだけでも終わる生命もある。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ま、なんだか一人増えたけど改めて……仲良くやれそうでよかったわ」

[メイン] ウィンディング : 「………行きましょう、時間はもう少ない」

[メイン] アカネ : 「………はい」

[メイン] チノ : ウィンディングに頷き

[メイン] チノ : 「レヴィさん」

[メイン] チノ : 目を合わせ、頷く。
その後は、何も言わず、語らず。

[メイン] レヴィ : それに対して、笑顔を向けて

[メイン] レヴィ : そして、頷き返す

[メイン] レヴィ : それから、ボクは今度こそ走り出したのだった

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] GM : climax 「欺瞞に満ちた世界」 全員登場

[メイン] レヴィ : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] チノ : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+6[6] > 68

[メイン] 宇佐見蓮子 : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+6[6] > 57

[メイン] ウィンディング : 1d10 (1D10) > 9

[メイン] system : [ チノ ] 侵蝕率 : 62 → 68

[メイン] system : [ レヴィ ] 侵蝕率 : 63 → 68

[メイン] system : [ ウィンディング ] 侵蝕率 : 61 → 70

[メイン] system : [ 宇佐見蓮子 ] 侵蝕率 : 51 → 57

[メイン] アカネ : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+2[2] > 64

[メイン] system : [ アカネ ] 侵蝕率 : 62 → 64

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 一度捕捉したなら、後を追う事は容易かった。

[メイン] GM : 夕焼けに沈む駅前の広場。

[メイン] GM : まだ人気も多い時間、そこの喫煙スペース……といっても、片隅に灰皿が置いてあるだけのベンチに、件の二人は腰掛けていた。

[メイン] フォックステイル : 「あ!?」

[メイン] フォックステイル : 「た、タバコさん!! 追いつかれましたよ」

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] ルーラーワンド : 気にした様子もなく、一同を見て、アカネを見てから溜息をつき。

[メイン] レヴィ : 「…そうさ、追いついた…やっとだけども」

[メイン] ルーラーワンド : 「仕事が出来ない奴がいることは、とりあえずわかったな」

[メイン] ウィンディング : 「苦労しますね」
言い放つ声は、冷ややかで。

[メイン] フォックステイル : 「ち、ちがいますよ! 多分人質ですよあれ!!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あなたの人員の配置ミスでしょ~」

[メイン] レヴィ : 「違う」

[メイン] フォックステイル : 「アカネさんを助けないと……あれ? でも俺UGNだし……?」

[メイン] アカネ : 「命じられた足止めは一分経たず失敗しました!」

[メイン] フォックステイル : 「でも今外出てるし……あれあれ?」

[メイン] レヴィ : 「フォックステイル…ああいや、フォッ君でいい?」

[メイン] ルーラーワンド : 「まぁなんでもいい」

[メイン] フォックステイル : 「え? はい」

[メイン] チノ : ……とっても幼い、無垢です。
フォックステイルというチルドレンを見て。脳内で。

[メイン] レヴィ : 「フォッ君、アカネだってわかりたいものがあったんだよ」

[メイン] フォックステイル : 「?」

[メイン] レヴィ : 「キミが選ぶところ、随分と黙ってたけどね」

[メイン] フォックステイル : 「……俺が?」

[メイン] レヴィ : 「…でもまだだ、まだわかってないってボクは聞いた」

[メイン] フォックステイル : 小首をかしげる。

[メイン] レヴィ : 「今してること、ちょっと説明できるかい?」

[メイン] フォックステイル : 「え? な、長くなりますけど……」

[メイン] レヴィ : 「キミがここにいて、その人と一緒にいる訳をさ」

[メイン] フォックステイル : 「えー……」

[メイン] レヴィ : 「長く…んじゃあこうする」

[メイン] レヴィ : 「何がしたくてここにいる?」

[メイン] フォックステイル : ちらりとタバコさんこと、ルーラーワンドを見るが。

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] フォックステイル : 「た、タバコさん?」

[メイン] レヴィ : 「キミに聞いてるんだよ」

[メイン] ルーラーワンド : 紫煙を吐き出しながら、灰皿に灰を落として。

[メイン] ルーラーワンド : 「だ、そうだ」

[メイン] ルーラーワンド : それだけ、呟いた。

[メイン] フォックステイル : 「俺に……」

[メイン] フォックステイル : 「……」

[メイン] フォックステイル : 「えーと、アカネさんに喋ったことの繰り返しになるんですが……」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : そういって、またあらましを説明して。

[メイン] フォックステイル : フォックステイルは、締めくくった。

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「……ということです!!」

[メイン] レヴィ : 「成る程」
一応しっかり聞いてみせて、そして

[メイン] レヴィ : 「えっと、じゃあ一つ聞こう」

[メイン] レヴィ : 「なんでそのためにこれを選んだの?いくらでも選べたとしか思えないけど」

[メイン] レヴィ : 「確かにその人は、答えをくれると口で言ってるけどさ」

[メイン] レヴィ : 「先生だって、他の手段だって答えを用意してくれてた筈だけど」

[メイン] フォックステイル : 「それでもわかんなかったからです」

[メイン] レヴィ : 「わからない、何がわからない?」

[メイン] フォックステイル : 先生は確かに一杯手段をくれたが、その多くが新たな書物で、そうでもなければイマイチ具体性に欠ける指摘ばかりだった。

[メイン] レヴィ : 「キミがわからないのはもうわかってるさ」

[メイン] アカネ : 「……わからない、それは、よくわかったのです」

[メイン] フォックステイル : だから、フォックステイルは頼った。

[メイン] フォックステイル : 唯一、ストレートに「答え」をくれるといった存在に。

[メイン] レヴィ : 「…あーもういいよ!じゃあもっとわかりやすくきく!」

[メイン] レヴィ : トコトコ歩いて、隣に座る

[メイン] レヴィ : そして鞄を漁って

[メイン] レヴィ : 「どこがどうわかんないのさ」
夢十夜を開いて、彼にも見せる

[メイン] フォックステイル : 「これ全部ですよ」

[メイン] フォックステイル : 不満そうに、フォックステイルはいった。

[メイン] フォックステイル : 「だってこれ」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「全然夢の話でもなんでもないじゃないですか」

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : チルドレン、いいや。

[メイン] フォックステイル : オーヴァードにとっての当たり前の『日常』の認識を。

[メイン] フォックステイル : 夢十夜。それは夢を前提に語られた幻の話。

[メイン] フォックステイル : 夢幻の中にある『淡い』を表現した話。

[メイン] フォックステイル : それについて、感想を求められた。

[メイン] フォックステイル : だが、フォックステイルにはわからない。

[メイン] フォックステイル : これが『夢の話』などといわれても。

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : そんなこと、オーヴァードならすべて現実にする。

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : それをあくまで夢の体で語られても。

[メイン] フォックステイル : 何一つ理解など。

[メイン] フォックステイル :  

[メイン] フォックステイル : 「わかんないですし……わかりたくないですよ。だって、これをあくまで『夢の話』だって言い張るなら」

[メイン] フォックステイル : 「俺たちがいま生きてる『日常』は……どうなっちゃうんですか?」

[メイン] レヴィ : 「ふんふん」
彼の顔を見て、聞きながら

[メイン] レヴィ : 「…それはまた違うさ、本には色々書きたがるもんだよ皆んな」

[メイン] レヴィ : 「夢だと、決め込んでるわけじゃない」

[メイン] レヴィ : 「なんというか、ボクはこの話にはまず夢も現実も混ざってると思ってたし」

[メイン] レヴィ : 「それに、他の本わかるかい?」
すこし思い返すように

[メイン] フォックステイル : 「活字はあんまり普段読まないでわかんないです」

[メイン] レヴィ : 「アレには、現実にある職業やあり得ることだって夢のように書くこともある」

[メイン] レヴィ : 「じゃあ、わかるためにまた読ませてあげる」

[メイン] レヴィ : 「ボクからすれば、こう思うよ」

[メイン] レヴィ : 「夢なんてない、なんだって現実になることもある…だけど」

[メイン] レヴィ : 「夢を見たい気持ちはあるんだよ、そうだとしても」

[メイン] フォックステイル : 「……でも、そんなの……」

[メイン] レヴィ : 「ボクにとっては夢のような人の日常だってある、だけどそれは夢じゃない」

[メイン] レヴィ : 「でも?」

[メイン] フォックステイル : 拳を握りしめて、歯を食いしばって。

[メイン] フォックステイル : 「ずっこいじゃないですか!」

[メイン] レヴィ : 「ずっこい、かい?」

[メイン] フォックステイル : 声を上げて、フォックステイルは続ける。

[メイン] フォックステイル : 「だって、そんな夢と現実の境目の中で!!」

[メイン] フォックステイル : 「俺の友達も先輩も、何人も死んで!」

[メイン] フォックステイル : 「今だって、ずっと頑張ってるのに!」

[メイン] レヴィ : 揺るがず、それを聞く

[メイン] フォックステイル : 「それを、欠片でも『夢みたい』だなんて……!」

[メイン] フォックステイル : 「どっちも夢も現実もあるだなんて……」

[メイン] レヴィ : 「フォッ君」

[メイン] フォックステイル : 「俺はわからない」

[メイン] フォックステイル : 「わかりたくない」

[メイン] フォックステイル : 「俺にとっては、これは全部、全て……」

[メイン] レヴィ : 「キミはわかってるだろ」

[メイン] レヴィ : 「キミにとっては夢じゃないんだろ?」

[メイン] レヴィ : 「それが気に入らない、それはあるかもしれない」

[メイン] フォックステイル : 頷く。

[メイン] レヴィ : 「でも、落ち着いて聞いてくれよ」

[メイン] フォックステイル : 歯を食いしばって、泣きそうになりながら、呟く。

[メイン] フォックステイル : 「……聞きます」

[メイン] レヴィ : 「死んでいった人に対して、ボクは無責任に何も言わない、言う権利はない」

[メイン] フォックステイル : フォックステイルにとって、全ては夢などではなく。

[メイン] レヴィ : 「だけど!」

[メイン] フォックステイル : くそったれな現実。それでしかない。

[メイン] フォックステイル : それでしかないのだ。

[メイン] レヴィ : 「キミがそれを理由にして怒ったけど」

[メイン] レヴィ : 「彼等が守ったものや、守りたかったものからすれば」

[メイン] レヴィ : 「ボクらは悪魔なんだよ、夢ですらない…わかるかい」

[メイン] レヴィ : 「夢を夢のまま日常に生きる人達は、夢が現実であると知ることも出来ず犠牲になる」

[メイン] レヴィ : 「彼等はそれを守ろうとした、そのまま生きることしか出来なくても守る為に」

[メイン] レヴィ : 「キミは気に入らないのかもしれない、でも本当は」

[メイン] レヴィ : 「夢から覚めたくても、覚めるべきだとしても覚められない人だってその中に居る」

[メイン] レヴィ : 「無責任に夢だと決めつけてるわけじゃないし、ボクらが居る場所が非現実的なわけでもない」

[メイン] レヴィ : 「だとしても、今は夢のような場所のままでしかいられないんだ、それを守ろうとしてる」

[メイン] レヴィ : 「…この本はさ、フォッ君」

[メイン] レヴィ : 「守りたかったものの形の一つでもあるんだよ、確かに」

[メイン] レヴィ : 「命を捨てる気はなくても、覚悟をした上でやってきた事だ」

[メイン] フォックステイル : 「……」

[メイン] フォックステイル : 「お姉さんのいうことも、よくわかんないです。だけど……」

[メイン] レヴィ : 「あはは、まだ難しかったかな」

[メイン] フォックステイル : 「……これはじゃあ、俺達が守ろうとしている夢の話なんですか?」

[メイン] フォックステイル : 「『日常』っていう『嘘っぱち』を守るためには」

[メイン] レヴィ : 「そうさ、その一つ」

[メイン] フォックステイル : 「これを『夢』にしなきゃいけないんですか?」

[メイン] レヴィ : 「…フォッ君」

[メイン] レヴィ : 「日常も、夢も」

[メイン] レヴィ : 「嘘じゃないよ、嘘なんかじゃない」

[メイン] レヴィ : 「それを確かに理解してても、それでも」
少し声色が揺れて

[メイン] レヴィ : 「…嫌かな、日常の中に居る事は」

[メイン] レヴィ : 「ボクは、本当じゃない日常を持ってるけど」

[メイン] レヴィ : 「それを嘘とは思った事はないよ」

[メイン] レヴィ : 「夢だとか、嘘だとかじゃなくて」

[メイン] レヴィ : 「全部本当として、見られないかい?」

[メイン] フォックステイル : 「全部……」

[メイン] フォックステイル : 夢も、現実も。

[メイン] フォックステイル : いいや、この『日常』も。

[メイン] フォックステイル : 「……本当」

[メイン] レヴィ : 「ああ、本当さ」

[メイン] レヴィ : 「ボクは嘘だなんて思いたくない」

[メイン] レヴィ : 「騙そうだなんてしてこないもん、日常は」

[メイン] フォックステイル : 「……」

[メイン] フォックステイル : まだ、全て理解したとは言えない。だけど、それでも。

[メイン] フォックステイル : 輪郭は分かった。

[メイン] フォックステイル : そう、これは、この本は。

[メイン] フォックステイル : 「……先生が、この本渡してきた時」

[メイン] レヴィ : 「…うん」

[メイン] フォックステイル : 「俺の存在は夢みたいなもんだって言われた気がしたんです」

[メイン] レヴィ : 「…そうなのかい」

[メイン] フォックステイル : 「見ての通り、ろくでもないオチばっかりの話が十個あって、全部『夢だから良かったね』みたいにしてるんでしょうけど」

[メイン] フォックステイル : 「……オーヴァードにとっては、全部これは普通にある話でしかないです」

[メイン] レヴィ : 「…」
すこし考えたようにして

[メイン] レヴィ : 「なあ、ちょっと自惚れ気味じゃないかい?」

[メイン] レヴィ : 「別に、オーヴァードじゃなくても全部できるぜ?」

[メイン] フォックステイル : 「え?」

[メイン] フォックステイル : 「ええ!?」

[メイン] レヴィ : 「いや、内容を思い返したんだけどさ」

[メイン] フォックステイル : 「いやでも、100年どうのこうのとかは全部無理じゃないです!?」

[メイン] レヴィ : 「そうでもない、人が夢に見ることなんてたかが知れてるもん」

[メイン] レヴィ : 「どっかのもの好きは100年待つでしょ」

[メイン] レヴィ : 「何もない村っぽい話だし」

[メイン] フォックステイル : 「で、でも、100年なんて、人間からしたらとんでもない時間だし! 何より、俺達オーヴァードは……そんな長生きなんて……」

[メイン] フォックステイル : 「そんな、夢みたいな……あ?」

[メイン] フォックステイル : 「ああああ!?」

[メイン] フォックステイル : 夢、それはいくつも意味がある。

[メイン] レヴィ : 「…」
顔を見ている

[メイン] フォックステイル : ただ囚われる夢幻、それもまた夢。

[メイン] フォックステイル : だが、しかし。

[メイン] フォックステイル : 「……そっか、夢って見るだけじゃなくて」

[メイン] フォックステイル : 「……叶えるものでもありますもんね」

[メイン] レヴィ : 「…そりゃそうだよ」

[メイン] フォックステイル : そう、ただ願う夢想。

[メイン] フォックステイル : それもまた、夢。

[メイン] フォックステイル : 「……そっか、じゃあ」

[メイン] フォックステイル : 「なんだ、それでいいんだ」

[メイン] フォックステイル : 「わかんないけど、わかりました」

[メイン] フォックステイル : 「ありがとうございます、お姉さん」

[メイン] レヴィ : 「へへ、そりゃよかった!」

[メイン] レヴィ : 「ボクはレヴィ、レヴィ・ラッセルだから」

[メイン] レヴィ : 「感謝するなら名前で呼んでよ!」

[メイン] フォックステイル : 「はい!」

[メイン] フォックステイル : 「ありがとうございます、レヴィさん!!」

[メイン] レヴィ : 「どういたしまして!」

[メイン] フォックステイル : そう、話が一段落したところで。

[メイン] ルーラーワンド : 「終わったか」

[メイン] レヴィ : 「んおぅ、そういやいたね」

[メイン] ルーラーワンド : 吸殻を、灰皿に押し付けて。立ち上がる。

[メイン] フォックステイル : 「あ、タバコさん……!」

[メイン] フォックステイル : 「えと、その……」

[メイン] レヴィ : 「…」
構えず、様子を見ている

[メイン] ルーラーワンド : 「フォックステイル」

[メイン] フォックステイル : 「え!? あ、はい!?」

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] ルーラーワンド : S15dx (15DX10) > 9[1,1,1,1,2,3,3,3,4,5,7,7,8,9,9] > 9

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドは、わずかに口を開いて。

[メイン] ルーラーワンド : 何かを、言おうとしたが。

[メイン] ルーラーワンド : 「……『飽きた』」

[メイン] フォックステイル : 「え!?」

[メイン] ルーラーワンド : そのまま、立ち去る。

[メイン] ルーラーワンド : 何やら勝手に分かったような面で。

[メイン] フォックステイル : 「あの、その!」

[メイン] フォックステイル : 「俺の『名前』は!?」

[メイン] ルーラーワンド : その声にも、ルーラーワンドは大袈裟に溜息をついて。

[メイン] ルーラーワンド : 「もう別にどうでもいいだろ?」

[メイン] フォックステイル : 「え……」

[メイン] レヴィ : 「…フォッ君はさ、何で名前が気になってたんだい」
横から呟く

[メイン] フォックステイル : 「? さっき説明したじゃ……」

[メイン] フォックステイル : 「あ……!」

[メイン] フォックステイル : そう、別に目的を解決するための手段として知りたかっただけで。

[メイン] レヴィ : 「…」
肩を揺らして

[メイン] フォックステイル : もう目的が達成された以上。

[メイン] フォックステイル : それは。

[メイン] ルーラーワンド : 「その程度の興味って事だ」

[メイン] ルーラーワンド : 「実際、『名前』なんてのは……」

[メイン] ルーラーワンド : ゆっくりと、歩きだして。

[メイン] ルーラーワンド : 「今不自由してないなら、それで十分だろ」

[メイン] ルーラーワンド : そのまま……雑踏に、姿を消した。

[メイン] レヴィ : 「…じゃーね」
手を振っておく

[メイン] レヴィ : 「っと、さてさて」
立ち上がり

[メイン] レヴィ : 「課題は出せそうかな?不良のフォッ君」

[メイン] フォックステイル : 「はい!」

[メイン] レヴィ : 「それは何より、じゃあそろそろ戻るかんね」

[メイン] レヴィ : 「勝手に校外学習するなんて…怒られても知らないからね〜」
冗談めかして笑って

[メイン] フォックステイル : 「それは……まぁ今回は仕方ないし……」

[メイン] フォックステイル : 「まぁ、怒られるのは覚悟して帰ります!!」

[メイン] レヴィ : 「よく言ったよ、んもう」

[メイン] レヴィ : 「…よしっ、帰ろー!」
夕焼けを見て

[メイン] レヴィ : トコトコと、ベンチから歩き出す

[メイン] レヴィ : ボクらも、そのまま雑踏の中に帰路を見つけて行くのだった

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] GM : 無事、フォックステイルの脱走騒ぎは円満に終わりを迎えた。

[メイン] GM : 彼は罰として掃除が増えたり、反省文を書かされたりすることになった。

[メイン] GM : だが、彼にとっての罰はそんなものではなく。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 帰ってきた自分を抱きしめて泣きじゃくる、青山先生の姿だった。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] アカネ : ED「申し遅れました」アカネ

[メイン] アカネ : アカネの逃走は早かった
フォックステイルが答えを出した、そう認識した瞬間に走り去った

[メイン] ルーラーワンド : 「今度は早かったな」

[メイン] アカネ : 「……どうも、タバコさん」

[メイン] ルーラーワンド : 「あっさり引いたな」

[メイン] ルーラーワンド : 「アレの境遇が気に入らないなら、暴れてくるかと思っていたんだがな」

[メイン] ルーラーワンド : フォックステイルの境遇。それが一般のそれと比べれば歪んでいることに違いはない。

[メイン] アカネ : 「……死ねないから逃げました」

[メイン] アカネ : 「……何よりも、壊したあと、私は彼の日常を作れない」

[メイン] アカネ : 「頭を冷やしてみれば、何を偉そうに……」

[メイン] ルーラーワンド : 「なるほど、つまり」

[メイン] ルーラーワンド : 「お前の準備できる『日常』は、その『歪んだ日常以下』だと気付いたわけか」

[メイン] アカネ : 「……ええ、受け入れましょう」

[メイン] アカネ : 「破壊するのなら、打ち砕くのなら、それ以上の物を齎すべきでしょう」

[メイン] アカネ : 「私には、そもそも提供すべき日常がわからない。彼がどのような生活で幸せなのかも理解できない」

[メイン] アカネ : 「ずっと隣にいたのに、彼の鬱屈を理解できなかった私には、到底不可能です、できることではありません」

[メイン] ルーラーワンド : 「そうか」

[メイン] ルーラーワンド : そう言って、ルーラーワンドも歩き出し。

[メイン] ルーラーワンド : 「FHなんて、そんなもんだろ」

[メイン] ルーラーワンド : そっけなく、そう呟く。

[メイン] ルーラーワンド : 彼も、ルーラーワンドもまた。

[メイン] ルーラーワンド : フォックステイルを理解していたわけではないのだから。

[メイン] ルーラーワンド : ただ、たまたま互いの好奇心が噛み合っただけ。

[メイン] ルーラーワンド : それ以上でも、それ以下でもない。

[メイン] ルーラーワンド : 『欲望』が一時噛み合った。だが、今は違う。

[メイン] ルーラーワンド : なら、それは。

[メイン] ルーラーワンド : 「『いつものこと』だ」

[メイン] アカネ : 「そう、ですね」

[メイン] アカネ : 「……何度思っても、碌でもない」

[メイン] アカネ : 呟くと、また歩き出す

[メイン] アカネ : 「そうだとしても、まだここからは逃げれない」

[メイン] アカネ : そのザマがあまりにも可笑しくて、啜るような、呻くような笑い声を溢しながら

[メイン] アカネ : どこかへと消えていった

[メイン] アカネ :  

[メイン] チノ : Ending「Daydream」 登場:チノ

[メイン] チノ : UGNの協力者(イリーガル)として、フォックステイル奪還任務を終え帰還したチノ。

[メイン] チノ : 実家の喫茶店、ラビットハウス。

[メイン] チノ : 質素ながらも、実に女の子らしい自室にて。

[メイン] チノ : 「ただいま帰りました。」

[メイン] チノ : 写真立てに挨拶。

[メイン] チノ : チノがまだ幼い頃の、お母さんが生きていた頃の、家族写真。

[メイン] チノ : そして、その隣には、チノの"自慢の姉"、ココアとの写真。

[メイン] チノ : 「ココアさんがここを出ていかれてから、もう数ヶ月経ちましたが」

[メイン] チノ : 「……立派に、"お姉ちゃん"として、お仕事を果たしましたよ」

[メイン] チノ : にっこりを笑みを見せる。それは誇らしげなもので。

[メイン] チノ : 「ふぅ……」

[メイン] チノ : 荷物をロッカーへ仕舞い、卓袱台の前に正座しリラックスする。

[メイン] チノ : 今日の任務を改めて振り返る。

[メイン] チノ : 独特な発想で動き、円滑に物事を進めていった宇佐見蓮子。

[メイン] チノ : エージェントとしての責務を背負いながらも、大人として見守ってもいたウィンディング。

[メイン] チノ : そして

[メイン] チノ : その熱情で、無知を知る術の無いチルドレンの悩みを打ち砕いたレヴィ。

[メイン] チノ : 「……いいチームでした。」

[メイン] チノ : 私もまた、皆さんと肩を並べ、任務に当たれました。

[メイン] チノ : ……"お姉ちゃん"として、引っ張れた、つもりです。

[メイン] チノ : ……………。

[メイン] チノ : むぅ。

[メイン] チノ : どうだったでしょうか。

[メイン] チノ : もう少し、精進する必要、あるかもしれませんね。

[メイン] チノ : 胸いっぱいに溜め込んだ空気を吐きだし。

[メイン] チノ : 「……明日も頑張ります。」

[メイン] チノ : みんなの日常を守るために。

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] チノ :  

[メイン] レヴィ : ending『かえりみち』

[メイン] レヴィ : ご満悦な様子で、夕暮れの中訓練施設を歩く

[メイン] レヴィ : 今日は良い日だ、試しにとフォッ君経由で体験させてもらった

[メイン] レヴィ : 彼が受けてた授業に参加したり、実技で色々教えてあげたし

[メイン] レヴィ : 「いやー…こう言うのも楽しいね、フォッ君!」
隣に向いて、機嫌よく話しかける

[メイン] フォックステイル : 「え? そうです? 俺はいつも通りどころか、課題追加されまくりでしんどいですけど」

[メイン] レヴィ : 「いいじゃん、わかるキッカケになるだろ!」

[メイン] フォックステイル : げっそりしてる、脱走の罰で色々なノルマが増えている。まぁ、納得してはいるが、キツイもんはキツイ。

[メイン] レヴィ : 「つーかボクだって今日の課題半分もわかってないし、手を貸すからそっちも手伝ってよ」

[メイン] フォックステイル : 「いいですけど、そういうのって普通出来る人を呼ぶもんじゃないです?」

[メイン] レヴィ : 「友達とやるのも乙なもんだよ」

[メイン] レヴィ : 「駄弁ったり、お菓子齧ってさー」

[メイン] レヴィ : 「あっそうだフォッ君の部屋借りていい?」

[メイン] フォックステイル : 「え!?」

[メイン] フォックステイル : 「いや、その、それは」

[メイン] レヴィ : 「んえ?ダメだっけ?」

[メイン] フォックステイル : 普通にしどろもどろする。

[メイン] フォックステイル : 「あ、いや、だって……」

[メイン] レヴィ : 「前大穴直したじゃん」

[メイン] フォックステイル : 「いや、そのー」

[メイン] レヴィ : 「うん」

[メイン] フォックステイル : どうする? これ気付いてないぞ?

[メイン] フォックステイル : え? わりとスカート周辺が無防備そうなレヴィさんと二人きり? 俺の部屋で? 

[メイン] フォックステイル : 役得か……?

[メイン] フォックステイル : いやでも……黙っているのは卑怯な気がする。

[メイン] フォックステイル : だけど、黙っていればパンチラチャンスか……!

[メイン] レヴィ : 「…フォッ君?」
顔の前で手を振る

[メイン] フォックステイル : 「!?」

[メイン] フォックステイル : 思わずのけぞる、今いい匂いした。

[メイン] レヴィ : 「課題多いならさっさとやんないとだろー」

[メイン] フォックステイル : く、この芳香も俺の部屋に密封する事が……!

[メイン] レヴィ : 「ほら!さっさと行こう行こう!」
退いたフォッ君の手を掴んで

[メイン] フォックステイル : ここは、そう、男なら!!

[メイン] フォックステイル : 「そうですね、図書館いきましょうか!!!」

[メイン] レヴィ : 「図書館?」

[メイン] レヴィ : 「あっそっか、そっちの方が色々あるか」

[メイン] フォックステイル : ありがとう、俺の理性。

[メイン] レヴィ : 「そんじゃ図書館に向かって、しゅっぱーつ!」
そのまま方向を変えてフォッ君の手を引く

[メイン] フォックステイル : 同時にくたばれとも思うが、オーヴァード的に衝動に理性が勝利するのは良いことなので良しとする。そうじゃないとやってられない。

[メイン] フォックステイル : 「はーい……」

[メイン] フォックステイル : お手てもやわらかーい。

[メイン] レヴィ : トコトコと、図書館の方に向かって歩いていく二人分の足音

[メイン] レヴィ : まだ夕暮れ時、二人分の日常が終わるのは先のようだ

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] レヴィ :  

[メイン] 水堂要一 : ED「そして、夢は覚める」シーンプレイヤー:水堂要一

[メイン] 水堂要一 :  

[メイン] 水堂要一 :  

[メイン] ミサキ : 「ヨーーーーーーーーーイチさん!!!!!」

[メイン] 水堂要一 : 耳をつんざく少女の声。

[メイン] 水堂要一 : 「うるさ……静かに……」

[メイン] 水堂要一 : 休日。厳密に言えば、仕事の無い非番の日。
早朝5時29分ごろに耳元で響く少女の声。
うるさい。勘弁してくれ。

[メイン] ミサキ : 「うるさいですね……これがミサキの仕事だってのに……」

[メイン] 水堂要一 : 「……そうですけど……ふああ」

[メイン] 水堂要一 : ──“白昼に揺らぐ”、水堂要一。
彼はエージェントであり、要観察対象だ。

[メイン] 水堂要一 : 過去、一度“事故”を起こした為、UGNエージェント“七人ミサキ”による監視が行われている。

[メイン] 水堂要一 : ……いや、監視って言っても非番の日に家に上がり込むのはやりすぎじゃあないかな?と最近は思わなくもないですけれど。

[メイン] 水堂要一 : しかし、文句を言えない立場であるのは紛れもない事実であるが故に、ぐっと我慢する。えらいぞ。

[メイン] 水堂要一 : 「………そういえばミサキさん」

[メイン] ミサキ : 「何ですかねヨーイチさん」

[メイン] 水堂要一 : ふと。直近の任務で、こびりついた言葉が1つ。

[メイン] 水堂要一 : 聞きたくなるのは、やはり僕も好奇心の獣だからだろうか。

[メイン] 水堂要一 : 「ミサキさんって夢ってあります?」

[メイン] ミサキ : 「ゆめ」

[メイン] ミサキ : 「とんだキラーパスが来たもんだ……」

[メイン] 水堂要一 : やれやれだ、とミサキさんは肩をわざとらしく竦める。どこかで覚えてきたのだろうか。

[メイン] ミサキ : 「そうですねえ。ミサキは、少なくとも、“この”ミサキは」

[メイン] ミサキ : 「宝くじを当てるのが夢です」

[メイン] 水堂要一 : 「宝くじ」

[メイン] ミサキ : 「そうです」

[メイン] ミサキ : 「ほら、ミサキはオルクス混じりじゃないし、ノイマン混じりでもない」

[メイン] ミサキ : 「だから、自分の天運だけで宝くじをブチ当ててですね。あっと言わせたいんです」

[メイン] 水堂要一 : はあ、はあ、と頷く。

[メイン] 水堂要一 : ………レネゲイドが“普通”であるが故の、日常。

[メイン] 水堂要一 : 僕が今まで見る事を考えてこなかった視点。

[メイン] 水堂要一 : 「ミサキさん、色々聞いてもいいです?」

[メイン] ミサキ : 「何ですか?今日は欲しがりヨーイチさんなんですか?仕方ないなあ」

[メイン] 水堂要一 : へらり、と笑って。

[メイン] 水堂要一 : 近くにあるようで、なにも「知らない」世界を覗き込む事にした。

[メイン] 水堂要一 :  

[メイン] 水堂要一 :  

[メイン] 水堂要一 :  

[メイン] 宇佐見蓮子 : ED:『Single Real』 シーンプレイヤー:私!

[メイン] 宇佐見蓮子 : さて

[メイン] 宇佐見蓮子 : ルーラーワンドの居所を知りたい

[メイン] 宇佐見蓮子 : 判定を教えて

[メイン] GM : 技能は?

[メイン] 宇佐見蓮子 : 情報:裏社会でいいかな?

[メイン] GM : 7

[メイン] 宇佐見蓮子 : 1dx+1>=7 (1DX10+1>=7) > 2[2]+1 > 3 > 失敗

[メイン] 宇佐見蓮子 : 再登場していい?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] 宇佐見蓮子 : 1dx+1>=7 (1DX10+1>=7) > 9[9]+1 > 10 > 成功

[メイン] 宇佐見蓮子 : こんなもんよ

[メイン] ルーラーワンド :  

[メイン] ルーラーワンド : 都内某所、ほとんど阿片窟と大差ない、紫煙に包まれた半地下のバーに……ルーラーワンドはいた。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「煙たい…………」
少し咳き込む。慣れない店内に足を踏み入れる。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「一張羅が使えなくなったらどうしてくれるのかしら」
と言いつつルーラーワンドの姿を見つけ、隣の席へ。

[メイン] ルーラーワンド : 「知った事か」

[メイン] ルーラーワンド : 気にすることもなく、紫煙を燻らせた後、ウィスキーロックを一口飲む。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「体にわるそー」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 別に何も飲まない。こんな店で飲んでもおいしくない。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあいいけども。お時間ある?」

[メイン] ルーラーワンド : 返事はない。ただ、酒はなみなみと注がれていて、煙草はまだ半分以上ある。

[メイン] ルーラーワンド : 煙草をくわえたまま、ウィスキーの注がれたグラスを揺らしている。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ある、あるわよね!」
返事が無いということは勝手に代弁されても文句を言えないということだ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 都合がいい。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「まあさ、大したことじゃないからゆったり聞いてよね」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「なんでフォックステイルに目を付けたの?」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ここだけ分からない……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「何というかね、ガラじゃないように見えるし。重要な仕事でもなさそう……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「UGNにすぐ嗅ぎつけられてエージェントをすぐ送られた、それなりに厄介な橋なのに得られるものはあまりない」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「いかにも人に無関心な態度をとって、不利になれば手を引く程度の理性もある」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あなたが動いた理由が私には考えても分からない!」

[メイン] 宇佐見蓮子 : どうなの?ね、どうなの?と捲し立てていく。
煙が肺に入るが気にすることじゃない。

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドは、目を細め。

[メイン] ルーラーワンド : 紫煙をまた燻らせてから、呆れたように口を開いて。

[メイン] ルーラーワンド : 「アンタに必要なもんは鏡だな」

[メイン] ルーラーワンド : それだけ、呟いた。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「はい???????」

[メイン] ルーラーワンド : また、ウィスキーを一口飲んで。

[メイン] ルーラーワンド : 「いかにも人に無関心な態度をとって、不利になれば手を引く程度の理性もある……だったか」

[メイン] ルーラーワンド : 「その上、仕事でもないのにFHエージェントを嗅ぎまわっている。得られるものは手間の割には少なそうだな」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ふふふ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「それはあなたの主観でしょう」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「私には手間を払うだけの価値があると思ったからわざわざここまで来たのよ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : そんなことも分からないんすかw

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドはまた、深く深く溜息をついて。

[メイン] ルーラーワンド : 「……答え全部いってるじゃねぇか」

[メイン] ルーラーワンド : それだけ呟いて、また深く煙草を吸った。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「……ええ……?」

[メイン] ルーラーワンド : しまいに、煙草は全て灰になり。

[メイン] ルーラーワンド : グラスの中身は空になった。

[メイン] ルーラーワンド : ルーラーワンドは立ち上がり、テーブルに紙幣を置いて、歩き出した。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ぬあっ……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 流石に引き留めるまでする気はない。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 根本的に危険人物だし、ここは踏み込む好機ではないのだ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : そして残された僅かな猶予でできそうなことは……

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「あ、もう一つ質問があったわ!」
一言でこたえられるでしょ!これなら!

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] ルーラーワンド : 面倒そうに視線だけ向ける。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「フォックステイルの名前、結局何!?」

[メイン] ルーラーワンド : 「……」

[メイン] 宇佐見蓮子 : ここでしか聞けない質問だ。これは間違いなく。

[メイン] 宇佐見蓮子 : それでもって二度と知れないだろうから。価値がある。

[メイン] 宇佐見蓮子 : どうせ人の名前なんて覚えないだろうって言うのとは別の話。

[メイン] ルーラーワンド : だが、ルーラーワンドは。

[メイン] ルーラーワンド : 「アイツはもう『名乗った』ろ」

[メイン] ルーラーワンド : それだけ呟いて、去っていく。

[メイン] ルーラーワンド : そう、あのチルドレンは、もう名乗っている。

[メイン] ルーラーワンド : 『フォックステイル』と。

[メイン] ルーラーワンド : 仮にほかの名があったところで。

[メイン] ルーラーワンド : その全てが、その名より彼の中で価値を持たない。

[メイン] ルーラーワンド : なら、もう。

[メイン] ルーラーワンド : その固有名詞以外は、何があったところで。

[メイン] ルーラーワンド : ……どうでもいいことだ。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「ええ…………」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「元から素直に答えてくれることには期待してなかったけど、何一つとして収穫が無いわ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「けほっ」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「侘しい気持ちでいっぱい」

[メイン] 宇佐見蓮子 : 「もう帰る…………」

[メイン] 宇佐見蓮子 : その日、宇佐見蓮子は不貞寝した。

[メイン] 宇佐見蓮子 : 次の日にお気に入りの服がタバコ臭くなっていて泣いた。

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :

[メイン] 宇佐見蓮子 :